ジュニアシートという車の座席にのせて使う子供用の椅子をご存知でしょうか?
チャイルドシートより認知度は低めですが、成長に伴い身長や体重の変化が早い子供がチャイルドシートでは窮屈になる頃から使われ始める椅子です。
椅子です、なんですが…ジュニアシートの存在を知らなかった僕。これに子供乗せて警察に捕まったりしない?とちょっと疑問に思いました。だって初めて見たんですもの。
ジュニアシートとはどのような形状のものか
昼過ぎ、買い物に行くため車に乗り込むと助手席に何やら見慣れない灰色のものが置いてありました。それが下の画像です。
巷ではジュニアシートと呼ばれるシロモノ。
嫁の母さんが僕らの娘のために中古で買ってくれたようで、これがジュニアシートと呼ばれるものらしいです。チャイルドシートの親戚。
装着方法はジュニアシートを置いて座面を高くする!だけ
子供でもシートベルトを使えるようにするんですね。
ちなみに後ろの0歳の娘もパシャリ。これはジュニアシートではなくチャイルドシート。
で、冒頭でお伝えしたとおり、ある疑問が浮かび上がりました。
「これ(ジュニアシート)って警察に捕まったりしないよね…?」
ジュニアシートに子供を乗せる行為って捕まるの?
そもそもチャイルドシートとジュニアシートの使い分けって何でしょうか?
子供の年齢とか?
これ使って何かの法律に引っかからない?義務とかあるの?怖いよー捕まりたくないよー!
という事で調べてみたらこんなのとかあった。
つまり、警察官自身も日々変更される規定法定についていくことができず、仮に「ジュニアシート」を知らない警察官に止められると指導を受けることもあるという内容。これは嫌ですね。
不透明な部分をなくす必要性がでてきたので、直接、僕の地元である北海道北見市の警察署に電話で問い合わせてみた。
警察署に電話連絡してみる
僕 「ジュニアシートと呼ばれる座布団を厚くしたようなイスをもらいました。ジュニアシートに年齢が4歳になるくらいの子供乗せたら捕まりますかね?」
交通指導担当者(以下担)「チャイルドシートのことですかね?」
僕 「いえ、チャイルドシートではなくジュニアシートと呼ばれるものです。座布団みたいなやつ」
担 「どこで買いましたか?」
僕 「僕の嫁の母が買ってきたらしいので、義母に聞いてみないと購入先はわかりませんが、座席とジュニアシートなるものをシートベルトで固定させる部分らしきものがジュニアシート本体についてます」
担 「そのジュニアシートの形状を見てみないと判断できませんね」
僕 「わかりました、もういいです、ありがとうございます」
電話を受けた担当者もまたジュニアシートなるものにピンときてない様子です。
上記の会話内容はかなり割愛されてますが、「形状を見ないと判断できない」という文言は5回ほど出てきてたかと思います。
わからないままジュニアシートに娘を乗せて警察に捕まったらシャレにならないですね。というか、娘の命に関わる問題!
「形状を見ないと判断できない」
そうおっしゃるので、直接北見市にある警察署に行って、ジュニアシートを見てもらう事にしました。
警察署に行ってジュニアシートを直接見てもらう
北見警察署。
来ました。
捕まってません。聞きにきました。
受付の方に事情を説明すると、先ほど電話した担当者の方がちょうどいらっしゃるということで、実際にジュニアシートを見てもらえる事になりました。
数分待つと担当者が来て、ほうほうといった感じでジュニアシートの現物を見たのち、一冊の本をペラペラとめくり、国土交通省の認定マークのページを見てました。
こんな感じのページ。担当者がジュニアシートの裏を見せてくれというので、裏を見てみると
あ、同じマークある。
ジュニアシートは国交省認定のマークあれば問題ない
このマークがあれば使用しても大丈夫だよって言われました。
なるほど、これでようやく捕まるという不安なくジュニアシートに娘を乗せることができる。
担当者は「確か(認定マークのページは)ホームページで閲覧できるはずなので確認してみてね」といい、本をペラペラめくったあと、どうやらそれらしきサイトのアドレスを発見したので「このアドレスも写真撮っておいたらどうだい?」と親切に言ってくれたので、そのアドレスも写真に撮っておきました。
このサイトアドレスさえあれば家に帰ってから色々と確認できる。
で、家に帰り、実際にアドレスを入力してみたら「交通安全関係図書・リーフレット・チラシ等の企画出版・販売、交通安全関係団体等の機関誌・会報の委託製作」している会社のアドレスだった。
今見ている冊子作ってるとこ。
僕はリーフレット、チラシがほしいわけではない。
認定マークがあるジュニアシートはもちろん捕まらない
という結論にいたりました。
使用の年齢がなんか曖昧なのは、その頃の子供の成長の度合いに個人差があるからみたい。
命を守るシートベルトを使用する為の補助なので、子供の体格に合わせて使用したりしなかったりするという事です。
成長度合いではありますが、目安としていつが使い時か!
- 年齢 4~10歳
- 体重 15~36kg未満
- 身長 100~135cm以下
あくまで平均値です。
年齢別で使えるジュニアシートの例
新生児から使えるジュニアシートも販売されています。
1歳はまだ大丈夫だと思いますが、2歳くらいになると親の真似をしたがるので、こういったものがあるとグズグズしなくていいかも。リクライニング機能はないようです。
下のものは3歳頃から使用できる座布団スタイル(ブースタータイプというらしい)のもの。
僕が逮捕されるかドキドキしたタイプのものです。誰かから譲り受けたジュニアシートであれば、是非、裏の国交省マークの確認を。
今となってはこの背もたれなしの座布団スタイルの方が手軽なので活躍してます。
僕の、嫁の、僕の母の、嫁の母の…計4台の車に載せています。長女、次女合わせると3年くらい使っています。
さらにISO-FIX対応のものもあります。
ISO-FIXとはシートベルトではなく専用のコネクターを使って簡単にシートを固定する取り付け方法。車種によっては楽かもしれませんが、僕のとこでは関係ない話し…
チャイルドシートやジュニアシート、何を選ぶかは子供の成長に合わせながらが最適ですね。その際は国交省マークの確認を!何かあってからでは遅いので。
これでもうジュニアシートを知らない警察官に止められても大丈夫!
という事で、僕は、使い易さと価格面での座布団型ジュニアシートを使っています。
謎なプレゼントをもらった場合は、是非調査を!
警察署のタバコの自販機の謎
ちなみに警察署の中で待ってる最中タバコ吸いたくなってきたので、「タバコ吸える場所ありますか?」って受付の人に聞いたら「すみません、ありません」って言われたので諦めたけど、受付の横に普通にタバコの自販機あったけど、アレなんだったんだろう。