福岡かわ屋風ぐるぐるとり皮串の作り方【焼き1日目】

ぐるぐるに巻かれたとり皮串を焼いては寝かせてタレに漬け込んでという手間の掛かった工程を6日間くらい掛けてようやく出来上がる名物「とり皮」が自慢の福岡の「かわ屋」というお店があります。

 

何回も焼く事で余分な脂が落ちスリムになったとり皮は外側はカリッと香ばしく、中はモッチリとした食感で、何本も食べたくなる中毒性があり、1人で5本も10本も食べてしまう人も少なくありません。

 

今回はそのかわ屋のとり皮を再現したいと思いますが、直接福岡のかわ屋さんに聞いたわけではありません。きっとこんな感じかなという程度です。

初めてかわ屋で食べた時は(その時は4人で)とり皮以外の串も含めて100本くらい食べました。

 

かわ焼き1日目

まずは串打ちした生のとり皮を焼いていきます。

焼く前に竹串の持ち手の長さを揃える

持ち手の長さを揃えます。見た目がきれいになりますし、タレ漬けの際手元に伸びた皮がタレに漬からないといった事態を防ぐことができます。

 

とり皮の手元のラインを揃える

串は焼き台と並行になるようにきれいに並べます。

串を上下バラバラに置いてしまうと手元が生焼けになったり、竹串が焼けて折れてしまったりしかねません。均一に焼いていく為に手元のラインを揃えます。

 

1回目の火入れ時間は5分

この再現では焼き台に鉄網を敷き、その上にかわ串を直接乗せて5分間焼きます。焼き台の種類や温度によって時間は変わるかと思います。

 

ひっくり返しては焼くを繰り返す

全体を均一に焼いていきます。表裏を1回ずつ焼くような普通の焼き鳥の焼き方ではなく、なるべく小まめにとり皮をひっくり返します。2面焼くより4面焼く、さらに言うなら8面焼くくらいの気持ちで火を入れます。

 

かわ串を移動させながら

焼き台によっては右側と左側で火力が違うものがあったりします。とり皮を焼く時は基本時間を管理しながら焼くので、火力の弱い箇所のみで、または強い箇所のみで焼いてしまうと焼きムラになってしまいます。

焼きムラを防ぐ為には、例えば左の1本を一番右に移動させ、残り全部を全体的に左側に移動させながら焼く工程を入れた方が均一にムラなく焼き上げる事ができます。

 

5分経過後は火から串を外す

とり皮を回しながら、白い部分を見つけては焼く事を繰り返します。満遍なく回して焼いていると全体的に焼き色がついてきます。5分経過後は火からとり皮を外します。

 

火入れ後は皮串を少し放置する

1回目の火入れが終わったとり皮は少し放置します。

放置している間も余熱で少し火が入り、それによって余分な脂が出ていきます。

 

動画はこちら

【かわ屋】福岡で名物かわ串を食べた。パクリもんを作った懺悔をここで発表します

みなさま、福岡県にある「かわ屋」という焼き鳥屋をご存知でしょうか?

6日間かけて仕込んだ皮串が名物の福岡の超人気焼き鳥店です。かわ屋

 

かわ屋風とり皮の作り方についてはコチラ

 

北海道在住の僕が今回なぜ福岡のかわ屋にいるかというと、元同僚の結婚式の為なのですが、それ以前に僕がこのかわ屋に対して罪を犯していた為にほかなりません。

理由は後述、この場を借りてかわ屋に謝罪します、「あーごめん、ごめんよごめん」

 

かわ屋に対して犯した罪とは

まずは見てください。僕が働いているお店のメニュー写真です。

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真似してる。これは完全に真似してますねかわ屋の皮串を。写真がちっちゃくてわかりづらいので写真上部に記載されている文章を載せておきます。

 

 

あの噂のかわ串の様なかわ串が番長で?

6日間、計6回にわたり焼き上げるというあのテレビとかでも紹介されている「あの伝説のかわ串」を完全なまでにパクリました。何回にも分けて焼き上げる事により、かわ自体の体積は小さくなりますが、それにも増して旨みがかわに凝縮いたします。きっと福岡県にでも旅に行けば「本物?」は食べられる事でしょう…が、北見で似たものを食べられるのはきっと番長だけ。正直私小野は本物を食べた事はありませんが、もはやそんな事は問題ではないのです。是非ご賞味あれ。

 

「6日間に分けて焼き上げる…」とか言ってますが、作り方なんて知らないのに「完全にパクリました」と断言してるあたりに痛さを感じます。

「かわ自体の体積は小さくなりますが…」とか、さも知ってそうな雰囲気で説明しておりますが、この時点では何一つかわ屋のかわ串の事を知りません、すべてが妄想の世界です。

また、かわ屋のかわ串の事を「本物?」などと表現し、さもかわ屋の方が偽物みたく言っちゃってるとこも図々しいですね。

「正直私小野は本物を食べた事ありませんが…」のくだりでは、パクった事自体を開き直っています

知りもしないのに類似品を道東に広めてはいけません。道東のみなさんにもかわ屋さんにも失礼ですね。そういった事を踏まえ、今回元同僚の結婚式を理由に僕は福岡に降り立ち、謝罪の意味も込めてかわ屋本店へ向かう事にしました。もちろん本物のかわ串を食べるという理由もあります。

 

 

福岡到着、元同僚の車でかわ屋へ向かう

さて、元同僚に空港まで迎えに来て頂き、早速かわ屋へ向かいます。写真の人達は元同僚ですが、結婚式を上げる本人ではありません。

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常に満席らしく、なんとか予約できたのが夜9時。まだ夜8時過ぎくらいだったので近くのコンビニで缶ビールを買ってとりあえず乾杯。

1〜2週間前に予約をしたら予約一杯で入れないとの報告を受けていたので来店を諦めていましたが、当日ダメ元でかわ屋に連絡してみると偶然にも入れるという奇跡のおかげで訪問できました。反ゾーありがとう。

 

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あの有名な提灯が見えてきた…ついにこの時が…

 

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かわ屋店前に到着!うれしい!

 

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いざ入店!!

 

 

かわ屋本店、いざ出陣!!そしてとり皮へ…

さて、先のお客さんが帰っていき、ようやく我々の番です。

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店内は満席で我々の席はここ。入口から20センチくらいの場所に設置された簡易テーブル。ビールケースにコピー用紙3枚分くらいの大きさの板が置かれている…

狭い!!!

大丈夫これ?飲み物4つと皿1枚でテーブルパンパンになるじゃんと思いましたが、これもまた味なのです。狭くて結構。

 

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よーし、飲むぞー、食うぞー

 

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とり皮のメニュー表。

 

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ビールを4つ頼むとお通しのキャベツ出てきた。きゃべつには酢ベースのタレみたいなものをかけて食べるらしいです。はい、これでテーブルには何も置けません。

 

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メニュー表。僕の手のシルエットが影絵遊びみたいになってる。

 

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伝説のとり皮がきました。とりあえず牽制気味に8本。なるほどキャベツの上に乗せれば省スペースでも大丈夫ですね。福岡は焼き鳥をキャベツの上に載せていくスタイルらしいです。粋だなー、好きだなー。

 

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実食!!こ、これは…思ってたのと全然違う!!

いやまじで味も食感も思ってたのと全然違う。

僕の職場のかわ串って、なんかこう、重たいイメージなんですね。皮を仕込む時もギュギュギュっと締めながら串に打って、漬け込むタレも甘じょっぱい感じの味タレに漬け込んでます。1本でお腹いっぱいとまでは言いませんが、なんかそんな感じです。

 

ですが、かわ屋のとり皮…

軽い!軽くて、確かに噂通り表面がサクッとしている!

そして中にモッチリ感が残っている!

何より正油ベースの味!甘じょっぱいタレじゃなかったのかー!

はい、道東のみなさま僕は完璧に違うかわ串を作ってました。謝罪します(心の中で)

 

とり皮以外のものも、例えばしぎ焼きとか

とり皮には衝撃を受けました、全然想像と違ったので。でもあの食べた時の軽さは確かに何本も食べたくなるのがわかりました。では他のメニューも注文します。

 

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ささみのしぎ焼き。超レアなささみにかなり辛めのわさび正油がかかっている。
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うおー!辛い〜!でもうまい〜!!

 

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その他、せっかく福岡のかわ屋本店まできたので、調子こいて串全種類4本づつ注文しました。奥から砂肝、豚バラ、レバーだったと思います。

 

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食うスピードが音速過ぎてブレてる。ちなみに奥の小上がりが空いたので移動しました。狭いのが粋といってはみたものの、広い席が空けばそちらへ移動するものです。

 

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旅効果なのか、かわ屋の実力なのか、どれ食ってもうまいという感覚になる。ビールも飲まさる(「飲まさる」は北海道弁、飲んでしまうの意です)

 

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ナンコツの類い。

 

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フクロ。

 

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ダルム。ダルシムではない。ヨガー

 

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これもナンコツの類いのやつ。なんか2〜3種類ありましたナンコツ。歯がオリハルコン製だったのでなんとか食べることができました。

 

たくさん飲んでいるのでトイレ休憩

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トイレ、なんか樽みたいなとこから水がちょろちょろと出てます。蛇口ないのできっとずっと出ているのでしょう。いちいち粋です。

 

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とり皮を追加注文したら間違って頭に刺さりましたね。このかわ串もみんなで美味しく食べましたのでご安心を。食べ物を粗末にはしておりません。

 

スタッフの方と写真撮りました

最後、旅うかれでテンションが上がり、ミーハーっぽくなってしまった僕は、道東でのかわ串パクリ罪の事は話さず、ただの旅行者を装ってスタッフの皆さんと写真を撮りました。

 

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図々しくも厨房に入っちゃった。わーい!コワモテな感じの方々ですが、店内では優しかったです。勤務後に豹変するかは定かではありません。優しかったです。

かわ屋の皆様、どうもありがとうございました。

 

 

罪を償うとは何かを考える

先に述べた様に、僕はかわ屋に対して罪を犯してしまっております。コレ

 

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あの噂のかわ串の様なかわ串が番長で?

6日間、計6回にわたり焼き上げるというあのテレビとかでも紹介されている「あの伝説のかわ串」を完全なまでにパクリました。何回にも分けて焼き上げる事により、かわ自体の体積は小さくなりますが、それにも増して旨みがかわに凝縮いたします。きっと福岡県にでも旅に行けば「本物?」は食べられる事でしょう…が、北見で似たものを食べられるのはきっと番長だけ。正直私小野は本物を食べた事はありませんが、もはやそんな事は問題ではないのです。是非ご賞味あれ。

 

こんな写真を捏造し(写真は自体はお店で撮影しているので偽物ではありません)、想像だけで全く内容の違うかわ串を作り、知ったかぶってかわ串の説明をした上、パクった事を開き直りました。その罪は深く、そして重いですね。

そんな僕はかわ屋に対してこの罪をどのように償えば良いのでしょうか?

考えた結果、一つの結論に至りました。

 

尊敬の念を持ってかわ屋のとり皮に限りなく寄せる

はい、結論でました。

かわ屋のとり皮に可能な限り寄せていきます。

そして、メニュー表の内容にも、しっかりと「かわ屋のパクリもん」と表記し、本物を食べた事があるので割と似てますよと変更したいと思います。

はい、別にかわ屋本店の許可は得ておりませんが、世の中そんなもんです。0からオリジナルを作るなんて不可能に近いのです。

もしこの記事を見て誰かに怒られる事があれば、その時対応しようかと思いますが、北海道は道東の田舎町で起こるパクリ劇など無視して頂ければ幸いと思います。

 

でも本当に美味しかったです、ありがとうございました。

 

追記 2016/12/3 かわ屋訪問から1年後…

だいぶかわ屋のかわ串に寄ったと自負できるものが現在売られております。

 

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しっかりと福岡発!と表記。だけど「かわ屋さんの」とか付け加えるの忘れてた。タレだけではなく、塩、そして砂糖とラインナップを増やしました。いらんことしました。

そもそもレシピを知らないのですが、皮の処理の仕方や、切り方、串打ち、グラム数を限りなく本物に寄るよう調整。

焼きについても炭火やガス焼き物器、電気焼き物器、フライパンやボイルしてみたりと試行錯誤しました。

さらにタレに漬ける時間、保存時間、2回目以降の火入れの際の熱源からの距離など、とにかく近づいたのではと思っております。

 

また、かわ屋といえばこの方(名前は知りませんが)のインパクトははかりしれません。

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どうですか、このものすごいひげ。

 

なので、僕もひげを限りなく伸ばしているところです。

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現在の僕です。鯉口シャツも買いました。ハード面からソフト面まで、すべてをぱくる。

 

 

かわ屋のみなさん、北海道にお寄りの際は是非来てね!

本物のかわ串をかわ屋さんで食べてからはや1年、正直本物の味や食感を忘れかけていますが情熱のみを持って突き進んできたパクリ劇。

かわ屋に携わるみなさま、北海道、道東は北見にお越しの際は是非「かまくら番長」というお店に来てみてください。

そしてパクリかわ串の採点をして頂けると幸いです。

待ってますよー!

 

かまくら番長