【初のインド映画】マッキーを各家で同時視聴してライングループで随時感想を言い合ったら死ぬほど笑えた

インド映画は好きですか?

 

コロナで外出自粛ムードが漂い、自宅でアマプラやネットフリックスを使って映画鑑賞している人も多いでしょう。

何を考えることもなく映画を検索していれば、有名どころの洋画やネットフリックスオリジナル映画がサジェストされます。

 

あなたまさか、機械的に抽出された作品から適当に映画を選んでいませんか?

 

そんな事だからいつまで経ってもあなたはインド映画にたどり着くことができないのです。

インド映画は親切に向こうからやってきてはくれませんよ?

自らの強い意思でインド映画を掴み取りにいかなければならないのです。

 

今記事は、インド映画に対する精神的な壁を取り除き、視野を広げるため集まった有志三人でインド映画を鑑賞した記録です。

ちなみに有志三人とも加入していたアマプラ内からインド映画を選び、各々の自宅で同時に視聴を開始し、ライングループにて映画の内容をツッコミあう流れです。

補足として、一人でインド映画に挑戦した場合、面白くなかった時の精神的ダメージがでかそうなので三人で観ることにしました。

 

ダメージ分散、リスクヘッジ超大事です。

アマゾンプライムからインド映画を選ぶ

以降はラインのやり取りも交えながら解説していきます。

色々と訳ありでグループ名は「とんこつブーメラン(仮)」に落ち着きました。

三人の中で唯一インド映画に造詣が深い「ひもき(インド映画3本経験あり)」が「LION」「マッキー」「ほっぷすてっぷじゃんぷッ!」「カンフー・ヨガ」をチョイスしてくれました。

「ほっぷすてっぷじゃんぷッ!」がちょっとエッチな雰囲気を醸し出しています。

嫁さんも一緒に鑑賞する可能性もあり、変な空気が流れたら困るので「ほっぷすてっぷじゃんぷッ!」は除外します。

ひもき:マッキーはぜったいくそ

まだ観てもいないのに偏見バリバリ。

なんやかんやで「マッキー」をチョイス。

ひもき:もうわかるぞお、クソ映画だなってわかるぞお

偏見が止まらない。

あとなぜかこれから観ようってなってるのに風呂入りだしました。

 

各自インド映画「マッキー」を視聴する準備を整える

アマゾンプライムから「マッキー」を選び、再生ボタンを押すだけの状態にしておきます。

安心してください。字幕があるので大丈夫です。

0分経過:三人同時に「マッキー」再生スタート!一人だったら5分で消すかも

タイミングを合わせて三人同時に視聴を開始します。

以降はネタバレも含むかもしれないので、初見から全力でインド映画「マッキー」を楽しみたい方はページを閉じてください。

また、インド映画に対する強い偏見(主に悪いほう)により、言葉が悪くなる場面が多々ありますので、苦手な方も去ってください。

ひもき:くそ曲流れた
森下 :音楽やばいすね笑
僕  :これ3人同時に観てないと5分で消すかも

インド映画って(まだ開始5分ですが)音楽が独特なのかもしれません。

あと、世界から見たら日本人も中国人も見分けがつかないのと同じで、インド初心者はインド人の顔が同じに見えて区別することができません。

インド初心者がインド人A、インド人Bを見分ける唯一のポイントはそいつのアゴが割れてるかそうでないかです。

 

森下 :いまんとこおもろい笑笑

「インド映画は面白くない」という先入観が森下のこの発言を引き出しました。

つまり意外とおもしろいじゃん意外とやるじゃん「インド映画&マッキー」って意味です。

30分経過:いや待てなんかインドっぽいの来てるぞ!インドのくだり長くない?

僕  :インドっぽいのきたか?
ひもき:きてるぞおwww

ここでいうインドっぽいっていうのはつまり「歌」と「踊り」、ミュージカル調に発展していく様子を「インドっぽい」と呼んでいます。

インドっぽくなればなるほど我々三人のテンションが上がる仕組みになっています。

僕  :インド風のくだりなげーw
森下 :まじでくだり長いですね笑

インド映画なんだからインド風のくだりが長くても何も悪いことはありません。

僕たちは今回わざわざインド映画を選択して視聴しているのに、インドのくだりが長いって言われても「マッキー」が困るでしょう。

60分経過:要素詰めすぎ?急にハエになる主人公と拷問を受ける社長とファインディングニモ

 

ひもき:LINEまじおもしろいw

つまりニコニコ動画の下位互換のようなことをインド映画とラインを通してやっているだけなのですが、三人でツッコミ合いながら見るのが楽しすぎてLINEに夢中になり、肝心の映画の内容がなかなか入ってきません。

僕  :こいつが社長って今ラインで知った
ひもき:いやちゃんと見てます??

主人公が死んだかと思ったらハエに変身します。

インド映画の懐の深さがすごい。

ひもき:ハエの恋なら作者やばいて
森下 :ニモのシーンに似てるな
僕  :欲しがりすぎ映画なのか

取り入れている要素が多すぎて(主観)、観ていて気が散ってきました。

森下 :日本の転生ものはこっから来てたんだな笑
ひもき:惜しい、元祖ねこっちが

転生ものの先駆けがインド映画です。

効果音が安いラジコンの音みたいなシーンがありました。

僕  :生首w
ひもき:2000度にしろ
森下 :拷問器具みたいすね笑

社長が変な箱みたいなのに閉じ込められて、ハエにとことんいじめられています。

どんな気持ちで見ていればいいのかわからなくなってきました。

社長が裸になって逃げるシーンがあるのですが、局部を見えないように撮影するとか、そんなテクニックをインド映画はあえて使いません。

 

局部がでたらモザイク処理一択です。

 

すがすがしい選択ですね。

ひもき:インド人なのにぱいぱん
森下 :そういう文化なのかなあ

90分経過:結論、インドにはエアバックも殺虫剤もハエたたきも存在する

この段階からマッキーの結末を予想しあっていきます。

ひもき:ハエから人になる説ありますね
僕  :理不尽でも人にもどるよね、いんどなら
ひもき:インドなら
森下 :偏見すごい笑

インド映画経験者のひもきでさえ予想できない展開、さすがですね。

ここまでインド映画をみてきて徐々に脳がインドに洗脳されてきます。

ひもき:乗った飛行機爆発してビンドゥと社長死んでみんなでハエになる
僕  :インドあるある
森下 :それはカオスだな笑
ひもき:インドならなんでもありだと思ってる

僕  :インドにエアバッグあるんか
ひもき:いやインドにもエアバッグつけさせてwww
ひもき:インドにも殺虫剤ってあるんだ

インドを何だと思っているのかわかりませんが、インドにはエアバッグも殺虫剤もあります。

ひもき:魔法使い登場した
森下 :いろんな要素入りすぎて、わけわからんくなる
僕  :黒魔術で人に戻るのか?!

インド映画は最後必ず踊って終わるという根拠のない自信を持ちながら鑑賞を続けます。

僕  :ハエたたきあげたい
ひもき:インドはないもんなあハエたたき

ハエに変身を遂げた主人公を執拗に殺そうとする社長ですが、インドにはハエたたきが存在しないため、なかなか殺すことができません。

森下 :ハエたたき出てきた笑

すみませんありましたハエたたきインドにも。

ここにきてようやく判明したのですが、「マッキー」ってヒンディー語でハエって意味だったようです。

字幕を見ていて判明しました。

1ミリも下調べをせず見始めた映画なので、まさかタイトルがハエって意味だったとは正直驚きです。

逆に意味を知っていたら観なかったでしょう。

インド映画は計算しつくされている。

ヒロインのビンドゥとハエが協力して社長を殺しにかかります。

いまさらですが一応説明すると、ビンドゥとハエは恋仲で、社長はビンドゥが好きです。

説明してるこっちも何言ってるかわかりません。

120分経過:

 

途中から急遽現れた黒魔術師でしたが、ちゃんと魔法を使えるらしく、燃やしたり魔法陣みたいなの出したりしてました。

この段階で主人公の姿はまだハエのままです。

我々三人が思い描くインド映画のラストは、「大人数」「ダンス」「音楽」です。

果たして最後はどうなるのか。

ひもき:インドゥ疑われちゃう
ひもき:ビンドゥなwww

インドインド言い過ぎて、ヒロインの名前がインドゥに変わってしまいそうでした。

ヒロインはインドゥではなくビンドゥです。

お間違いのないよう。

僕  :マトリックスw
ひもき:マトリックスみたいw
森下 :てんこ盛りすぎ

あれこのシーンなんかの映画に似てるな?ってすぐにわかるんですよインド映画をみていると。

完全にマトリックスだわってなって、早く言ったもん勝ちみたいな、途中から早押しクイズやってる気分になりました。

森下 :アクション系になってきた
僕  :文字打つの追いつかん、多すぎ色々
ひもき:なるほどね、もう読めちゃった

インド映画ってこれでもかってくらい要素を詰め込んできます(まだマッキーしか見たことないけど)。

しかしこんな混沌とした内容の中で、唯一のインド映画経験者「ひもき」は結末が読めたようです。さすが。

僕  :今度こそくるぞインド
森下 :インドこないですね、
ひもき:きたーーw
僕  :きたー!
森下 :まさかハエで踊るとは笑

インドが来る、来ないとはつまり、「大人数」「ダンス」「音楽」が始まるかどうかってことなのですが、インドが来たのは来ましたが、ハエのまま来ました。

我々の斜め上を常に行くインド映画恐るべし。

「マッキー」侮るなかれ。

初めてのインド映画「マッキー」みんなで見るから面白い!一人で観るのはちょいツライ!

ハエが踊ったあと急に終わりました。

僕  :続編あるよ
ひもき:期待しちゃってる?
森下 :続編みたいですねー笑

なんだかんだで今回はめちゃめちゃ笑ったっちゃ笑いました。

しかし問題も。

僕  :このトリオでしか見れない
ひもき:トリオって呼ぶな
ひもき:1人では見ないなあやっぱ
森下 :ソロはいけないですね

三人でチャットみたいなことしながら鑑賞したから楽しめただけであって、2時間もの時間一人でインド映画となるとハードルがかなり高いという印象です。

たぶん飛び越えられない。

ひもき:インド映画トリオ
ひもき:クラブ
森下 :募集かけますか

インド映画鑑賞クラブがここに爆誕しつつあります。

犠牲者を増やすでない。

ひもき:でもやっぱり、ゴミ映画だった
森下 :そうですね笑

何よりインド映画に触れてみるという当初の目的はしっかり果たすことができました。

今回「ひもき」にはインド映画鑑賞部の部長に就任していただきました。

締めの挨拶がまさかの音声ファイルで、最後に大爆笑して幕を閉じました。

 

いかがだったでしょうか。

冒頭でもお伝えしましたが、普通に暮らしていてインド映画に出会う可能性はゼロです。

自発的にインド映画に近づかないと触れられる機会は皆無。

 

この記事が少しでもインド映画鑑賞者の人数を増やすことに寄与できればと願っています(願っていない)

【ちゃうちゃう】彼女が職場で「違う」という言葉を奪われたので引導を渡してあげた

ミサキ:かんぱ〜い!!

僕  :か、、、カンパイ!

 

ゴクゴクゴクゴク、、、

 

僕は大学のサークルで一緒になった時からミサキに好意を寄せていた

容姿と言うよりかは、その明るい性格が周囲を惹きつけるタイプの人間だ

 

ミサキ:ようやく帰って来れたよー!!社会人ってまとまった休みなかなか取れないんだね!

僕  :大変そうだね、、て言うか、、なんか、大人っぽくなった感じするね

ミサキ:ちゃうわ! ちゃうちゃう! なってないよ!

 

就職が決まり社会人になったミサキとは裏腹に、僕はと言えば3年から4年へ上がる際、単位が足りず、未だに学生だ

ていうかミサキ、、、関西弁?

 

僕  :職場の同僚とかって、、どんな感じなの?

ミサキ:ん〜、今のとこ特に悪いと思う部分はないよ〜? 良い人多いかな?

僕  :会社の先輩とかは? セクハラとかパワハラとか、、あったりして、、?

ミサキ:ちゃうわ! ちゃうちゃう! そんなのないよ!

 

ちょっとだけ関西弁が気になる

 

僕  :ケンタとは連絡取ってるの?

 

ケンタと言う男も学生時代のサークル仲間で、僕と同じくまだ学生だ

今日は用事があり合流できなかったが、明日3人で会う予定となっている

顔は良いが内気なケンタと明るくて冗談が好きなミサキ、、お互いが好意を寄せている雰囲気をサークルの仲間は感じ取っていたが、結局二人が付き合うことはなかったと思う

 

ミサキ:2ヶ月前、、かな、連絡取ったの、、

僕  :へえ〜

 

学生時代、二人の真相を知りたくて、もしかしたら僕もミサキと付き合える可能性があるんじゃないかと思って、二人にそれとなく聞いてみたことがあった

 

*****

僕  :で、、実際さ、、二人って、一緒にいること多いけど、、どうなの?

ケンタ:何が?

ミサキ:、、、、、

僕  :いや、なんかさ、、付き合ったりとか、、?

ミサキ:え〜? 違うよ! 違う違う! ね〜ケンタ〜?

僕  :ほ、、ほんとに? ケンタは? ミサキは彼女とかじゃ、、ないの?

ケンタ:、、、、、

 

ケンタ:彼女、、、、、

 

ケンタ:じゃないかも、、、?

ミサキ:違うのかよ〜!!

*****

 

ミサキの「違うのかよ〜!!」がノリツッコミだったのかは結局、今もわからない

 

ミサキ:すみませーん! 同じのおかわりください!!

僕  :あ、僕もおかわりで、、

 

酔いが少し回ったせいもあり、大学時代、ミサキとケンタは結局のところ付き合っていたのか聞いてみたくなってしまった

今更そんなこと聞いても仕方ないのに

 

僕  :そう言えばさ、昔、ミサキとケンタって、、なんか、、良い感じ、だったよね?

ミサキ:またそれ言ってる!! ちゃうわ! ちゃうちゃう!! そんなのないよ!

 

ミサキは否定した

 

そして、どうでもいいが、間違いなく関西弁だ、と言うか関西弁が混じっている

なぜか否定する時だけ「ちゃうわ」「ちゃうちゃう」を使っている

「違う」と言う言葉を忘れてしまったのかミサキ

社会人になると「違う」を忘れてしまうもなのか、、、?

 

*****

ミサキ:え〜? 違うよ! 違う違う! ね〜ケンタ〜?

ミサキ:違うのかよ〜!!

*****

 

違う = ちゃうわ

違う違う = ちゃうちゃう

 

ここまでは僕も理解できた

「違うのかよ〜」に当てはまる関西弁は、、なんだ?

 

 

 

 

そうか、、、「ちゃうんかい」

 

 

 

 

「ちゃうわ」と「ちゃうちゃう」は良く使うくせに、ミサキは「ちゃうんかい」を一度も発動させていないではないか

「ちゃうんかい」まで使いこなしてようやくワンセット、関西弁とはそういうものだ

教授がそう言っていた記憶がある

 

ミサキ:どうしたの? なんか考えてるような顔してるけど?

 

あ、やばい、変なこと考えてた

 

僕  :あ!、、、ああ、、ちょっと、、まあ、、何でもないよ

 

すっごい引き出したい

なぜかわからないけどミサキから「ちゃうんかい」を引き出したくてたまらなくなっている自分がいる

ケンタとか、昔二人が付き合いそうだったとか、何だかどうでも良くなってきた

とにかく引き出したい、「ちゃうんかい」を

 

少し整理しなくては

 

関西弁の「ちゃうわ」は言うなれば原型だ

英語の活用で言うdrive、drove、drivenで言えば、基本のdriveにあたるはず

 

drivenまでもっていきたい、どうしても

 

そして、「ちゃうんかい」をミサキから引き出せるのは僕だけなような気がしてきた

 

使命、、、か、、悪くない、、やってやろうじゃないか、、、

 

 

僕  :ミサキって本当は男だったりして、、、

ミサキ:男ちゃうわ!!

僕  :さっきから飲めば飲むほど強くなってない、、?

ミサキ:ジャッキーチェンちゃうわ!

 

まだだ、、、まだ足りない

 

僕  :チャイニーズ・エディブル・ドッグ(英: Chinese Edible Dog)、ヘイ・シー・トゥー(英: Hei She-Tou)などと呼ばれているふわふわで茶色でちょっとブサかわな犬は?

ミサキ:ちゃうちゃう!!

 

きてる、、たたみかけろ!!

 

僕  :drive、drove、、、?

ミサキ:driven!!

 

僕  :speak、spoke、、、?

ミサキ:spoken!!

 

僕  :fight、fought、、、?

ミサキ:fighten!!!

僕  :ブブー!!

ミサキ:ちゃうんかい!!!!!!!

 

終わり

田舎のコンビニ店員さん、僕にだけは親しげにしないでください

田舎あるあるなのかもしれないが、コンビニ店員さんから親しげに話しかけてくるようなコンビニが存在する。

 

特別に扱ってほしくない

いや、仮にコンビニ店員さんと客が知り合い又は友達など、店員と客以前になんらかの関係が構築されているのであれば、これは仕方のない状況なのかもしれないが、知り合いの知り合い程度遠い関係であれば話しかけてきてほしくないというのが僕の主張だ。

話しかけてほしくないというか、他の客と同じ対応をしてほしい。知り合いの知り合いだからと言っていつもより笑顔で接するとか、目を見る時間が長いとか、そういったのをやめてほしいと切に願っている。

 

コンビニは生活インフラの一部として機能しているからこそ

コンビニとはもはや生活インフラの一つとして確立されている存在であり、何かあればコンビニに立ち寄るのが毎日の生活の一部となる。

タバコがなくなればコンビニに行くし、アイスが食べたくなればコンビニへ、お腹が空けばサンドイッチでも買いにコンビニに行くだろうし、のどが渇けばジュースを買いにコンビニに行くのだ。

 

毎日の日課の中に存在する不要な光線

日によっては2回も3回も立ち寄る可能性のあるコンビニ。

その度にコンビニ店員さんの「私はあなたの事をちょっとだけ知っているのよ」と言わんばかりの視線やアピールをされたらたまったものではないのである。

タバコを買いにコンビニに来たのであって、人恋しくてコンビニに来たわけではない。知り合いの知り合いほどの距離のコンビニ店員さんが僕に送ってくる知っている光線は、生活の一部となっているコンビニの買い物には不要なのだ。

他の客とは違う特別な挨拶「この前はどうも~」などもっての他。特別感を出されるのはまっぴら御免なのである。

 

知り合いのいないコンビニを探す時代に突入した

なので、コンビニに行くのにも行き先を考えなくてはならない時代に突入した。特に田舎に顕著に現れる現象だ。

どういう事かというと、知り合いが全く存在しないだろうコンビニを選んで、そこめがけて買い物に行かなくてはならない時代だという事だ。

近くて便利なはずのコンビニ。

なのに、一部のコンビニ店員さんの知り合い客への特別な対応によって敢えて遠くのコンビニを選んで買い物に行かなくてはならなくなるというなんとも本末転倒な時代。

限りある資源であるガソリン、そして平等に流れる時間を浪費してまで遠くのコンビニに行く、なんと息苦しい世の中よ。

 

激務の中に見出す癒しが僕という存在

知り合いであれば距離を詰めたいという思いはわからなくもない。もしかしたらコンビニの業務は我々が知らないだけで激務であり、店員さんは日々疲弊、精神を持っていかれている中で見出す一筋の光が知り合いの知り合いである僕であり、その瞬間に癒しを得るのかもしれないが、きっとそんな事はない。

ただ知り合いの知り合いが客としてきたからちょっと特別な笑顔を見せるだけだと思う。

 

田舎のコンビニで働いている特別な感情が表に出やすい店員さんへ

どうか僕があなたのコンビニに買い物に行くときだけは、他のお客と同じ対応で接客していただきたいという思いを乗せて、この記事を閉じさせていただきたいと思います。

 

現場からは以上です。

障がい者専用駐車場に堂々と停車する健常者、9時に閉店する居酒屋、そしてライブの話

先日車でホームセンターに買い物に行き車を停めようとしてたら、イカツイ黒の車が障がい者専用駐車スペース(車椅子のマークとかが書いてある青い場所)にスゥーっと入ってきて駐車するのを見かけた。

 

僕も車を停め、イカツイ黒車からはさぞかしお困りの方が出てくるのだろう、困っていたらその方を助けてあげるんだ、僕の人助け精神の強さの右に出てくる猛者に僕は今だかつて出会った事はない。

 

黒車を見つめていたら出てきたのは浅黒コワモテで小さな黒いカバンを小脇に抱えたダークブラウンオールバックで色眼鏡な中年男性であり、その中年男性の左手には高級そうな腕時計とピカピカに磨かれた黒革靴。全てが黒め。Mr.オールブラックス

 

威風堂々、風林火山、何モノにも媚びずに生きてきただろうMr.オールブラックスの立ち姿は敢えて例えるなら週に5日間も「都合により9時閉店とさせていただきます」と殴り書きされた張り紙を悪びれもなく入口に貼る、客に媚びずわが道を突き進む強気な態度の居酒屋店主が如くで、週6営業日のうち5日間も張り紙を貼るくらいなら「営業は11時までですよ♪」などと言わず最初から9時までって言っておけば良いのになあと人ごとながらそう感じる。

 

また、月曜は高確率にて入口に「振替休日」と走り書きされた張り紙が貼られており、実際店主本人になんで振替休日?日曜は臨時営業だった~?と確認のラインを送ってみたところ「今日すごく寒そうだから」と至極当然な理由での臨時休業と判明したため僕は見なかった事にしてそっとラインを閉じましたが居酒屋店主の9時閉店や振替休日の話は黒めの中年男性と全く関係がないので心の引き出しにそっとしまっておいてください。

 

Mr.オールブラックスは黒車を降りたのち周囲をなめ回すように見渡しながらゆったり、そして着実にホームセンターに歩を進めていったので僕が中年コワモテに手を貸す幕はなかったが、Mr.オールブラックスが駐車したスペースは紛れもなく障がい者専用のスペースであり、当の本人はいたって健康に見える。なんなら車おりですぐ反復横とびしてた気さえする。

 

イカツイ黒の車から出てきた男がいかにもそうだよね~!な外見だからといって健全な反復横とび男スィ~が愛車を障がい者専用スペースに駐車してよい理由にはならない。

 

いかにもそうだよね~!じゃないにしても僕だって大学生だって主婦だってどっかの金持ちのお偉いさんだってカエルだってオケラだってアメンボだってみんなみんな生きている上に友達なのだから、友達なら僕のような貧乏人はその有り余るお偉いさんの財産を分け与えられても良いのではないだろうか。

 

しかし冷静に考えると友達同士だからって金あるヤツが金ないヤツにお金を分け与えている時点でもう既に友人関係は成立していないのでは…悔しいが金分配については一度諦めると同時にお金と駐車場の話は全く関係ないので一度心の引き出しにしまっていただくとして、健常者が車椅子マークの駐車スペースに停めてはいけないのは周知の事実である。

 

障がい者専用駐車スペースに図々しく停まるイカツイ車。高圧的な雰囲気の先にどこか無気力さを感じられるのは何故だろう。いずれにせよ健常者が堂々と駐車する行為は全くもって非常識である。

 

許されざる迷惑駐車。

 

働かざるもの食うべからず。

 

億千万の瞳。

 

許されざる迷惑駐車を曇りなき眼で、混じりけのないピュアなハートで自然とやってのけるMr.オールブラックスの立ち振る舞いを見ていると一瞬ではあるが「アレ、ここ駐車していいんだったっけ?」と常識のゲシュタルト崩壊を起こしそうになった。まさに一瞬。それは0.36秒とおんなじ。

 

一瞬、それは0.36秒と、おんなじ

 

0.36秒惑わされたが迷惑駐車を放置するわけにはいかないので、意を決して、

 

すみません、ここは障がい者の方が駐車するスペースですよ

 

と、車中で呟いた。

 

呟いたというよりはツイートした。

 

障がい者専用駐車場で見かける迷惑駐車はイカツイ車である確率が高いのよ~と友人の母が言っていた。そして、車から出てくるのはたいてい反復横とびできそうな中年男性健常者で9割がなんとなく黒い(高級腕時計+革靴付き)のよね~、とも。

 

滲み出る圧力を武器にホームセンターの障がい者専用スペースに居座る迷惑行為。勘違いが生み出した現代におけるたちの悪い居候。

 

流れを式にするとこうなる

イカツイ車 + Mr.オールブラックス = たちの悪い居候

 

 

 

これを変換するとイカツイ車に関して以下の式が得られる

イカツイ車 = たちの悪い居候 - Mr.オールブラックス

 

 

たちの悪い居候からMr.オールブラックスを引くとイカツイ車になると言われてもあまりピンと来ないが、先ほど出たようにMr.オールブラックスは都合により9時閉店する店主 + 高級腕時計)の要素から成り立つことを踏まえるとこうなる

イカツイ車 = たちの悪い居候 -(都合により9時閉店する店主 + 高級腕時計)

 

 

式を見てホームセンターの駐車場での出来事感が感じられなくなったのは唐突に「9時閉店の店主」が入ってきてしまったためであり、わかりやすくする為「9時閉店の店主」を左辺に移すと

都合により9時閉店する店主 = たちの悪い居候 - イカツイ車 + 高級腕時計

 

 

となり、更にイカツイ車は(図々しさ + 無気力)という二つの要素を持つので、これを代入

都合により9時閉店する店主 = たちの悪い居候 - (図々しさ + 無気力) + 高級腕時計

 

 

たちの悪い居候から(図々しさ+無気力)を引くと「めっちゃ家事してくれる素敵な居候」を表わすことができるので、変換するとこうなる

都合により9時閉店する店主 = めっちゃ家事してくれる素敵な居候 + 高級腕時計

都合により9時閉店する店主 = 高級腕時計を身に付けためっちゃ家事してくれる素敵な居候

 

 

 

 

 

 

 

都合により週に5日は9時閉店する居酒屋の店主は実は高級腕時計を身に付けためちゃくちゃなほどに家事をしてくれる素敵な居候だと判明したが、イカツイ車は中年男性、障がい者専用スペースの話から何故か遠く離れてしまったようなのですぐさま心の引き出しにしまってもらうとして、とにかく健常者が専用スペースに駐車するのは非常識だと何度も述べているが一つも議論が先に進まない。

 

というか、既に彼は客を待つなどといった受身の態勢を捨てている。飲食の治外法権、彼の居酒屋のみ売り手市場を貫いている。僕らは彼が指定したちょうどよい時間に彼の居酒屋を訪れ、彼が作りやすいと思われるちょうどよい量の食べ物を彼の手が空いていそうなちょうどよいタイミングで注文しなければならない。

 

しかし何故そこまでしてそんな窮屈なルールが敷かれた居酒屋に足を運ばなくてはならないのか、いや運ばなくてはならないのではなく運びたいのだ。欲しかった自由を手に入れた時、あなたが次に求めるものは束縛だ。いつだって人はないものねだり。自由を欲しがる反面律せられたい自分に出会う。

 

彼の居酒屋とはそういう存在。己を見つめ直す機会を与えられる。僕たちは彼の作るルールの中にいることでようやく安心できるのだ。ルールに縛られている安心感。縛られている安心感。叩かれている安心感。アッツイの垂らされる安心感。

 

安心感は様々だが迷惑駐車とは1ミリたりとも関係ないので一刻もはやく心にしまってもらうとして、迷惑駐車マジで迷惑

 

 

 

迷惑駐車マジで迷惑!come on!

 

 

 

迷惑駐車マジで迷惑!put your hands up come on!

 

 

 

客:(迷惑駐車マジで迷惑!)

 

客:(迷惑駐車マジで迷惑!)

 

 

 

say ho!

 

客:(ho!)

 

say ho ho!

 

客:(ho ho!)

 

say ho ho ho!

 

客:(ho ho ho!)

 

 

 

 

その後適当に客にサビを歌わせている最中ちょっとだけ水を飲んだりして休憩したのち間奏を挟んでもう一度サビを繰り返して終わりました。

 

 

熊谷さんどうもすみません。

 

タバコからアイコスに変えたら喫煙量1.3倍に増えた。僕はくたびれたTシャツ、嫁は旅人の服で。

サッサッと手のひらを顔のあたりでパタつかせ、煙たさを拭おうとする嫁。

 

 

「あぁ~、煙たいわぁ~タバコの煙、どうにかならないかしら?」

 

タバコの煙が引き裂く夫婦仲

と、言葉にはなっていないが顔がはっきりとそう言っている目は口ほどにモノを言うを体現している嫁が今日もまた僕の出したタバコの煙の目の前で顔を歪ませている。

 

「そんなに煙が嫌なら近づかなければいいのに…」と言った表情を浮かべて僕はため息を漏らす。

 

すると

「掃除機かけないといけないんだから仕方ないでしょ、そんな事もわからないの?」と言わんばかりにダイソンの掃除機を僕の座椅子にコレでもかとぶつけながら床を掃除している。

 

 

そしてテーブルに置いてある小型の空気清浄機のスイッチを見る嫁。

 

 

「タバコ吸うんだったら清浄機のスイッチくらい入れなさいよ」と聞こえてきそうな態度でスイッチをグイと押す。

 

 

この空気清浄機は床に置いてあり、背面から汚れた空気を吸い込むタイプなので僕はタバコを持った右手を機械の後ろに回した。

 

少しでもタバコの煙の蔓延を抑える為に清浄機の背面に手をやる。

 

 

「なぜ背面なんだ!吸い込み口が前にある方が何かと便利じゃないのか!」

 

 

と書いてあるくたびれて部屋着になったTシャツを着ながら清浄機の後ろにやった右手を顔に戻し、最後の一口を吸い終わった。

 

 

ここまで嫁と言葉は交わしていない。これが日常。

 

 

何がそうさせたのか

 

 

 

そうか、タバコだ。

 

僕は彼女に毎日嫌な思いをさせてしまっていた。

 

 

 

毎日掃除をしてくれる彼女、おいしいご飯を作ってくれる彼女、子供の面倒をみてくれる彼女、常に笑顔でいてくれたあの彼女…

 

 

 

そんな彼女の笑顔を奪ったのは紛れもない僕であり彼女の嫌いなタバコなのだ。

 

 

セブンイレブン店主の優しさ

僕たちは気付くとセブンイレブンにいた。

そう、煙があんまり出ないと巷でもっぱら噂のあのアイテムを入手するために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いらっしゃい、何にする?

 

 

 

店主がそう聞いてきた。

お店のラインナップを二人で眺める

 

  • てつのやり 750G
  • はがねのつるぎ 1500G
  • てつのつめ 770G
  • てつのよろい 1100G
  • ぶどうぎ 800G
  • せいどうのたて 180G
  • てつのたて 700G
  • あいこす 10800G

 

 

 

守るだけでは先へは進めない、僕は少々お高いが使いまわしが効いてなおかつ攻撃力も高いはがねのつるぎを買おうという表情で嫁を見つめた。

 

 

死んだらおしまいじゃないの。そう口から出てもおかしくないどこか寂しげな嫁の瞳。

 

 

くたびれた10年モノのたびびとのふくを着た嫁がてつのよろいを眺めている。

 

両方をそろえてやれない不甲斐なさを許しておくれ。

 

 

 

 

悩むべきは攻めるか守るかではない、君たち二人に必要なのは共に冒険をしていくという気持ちなんじゃないかな。

 

 

 

そういって店主は重たげな扉の奥から伝説のアイテム、あいこす(アイコス)を持ってきた。

 

 

 

これはウチの最後のアイコスだ、そうだ、これを持っていくといい。君たちの冒険に幸あれ

 

 

 

 

 

「お会計11260円になります」

 

 

 

 

かくして僕等はセブンイレブン店主の粋な計らいによりアイコスとヒートスティックのスムースレギュラー、そしてキャンペーンのクジを16枚ほど引いて当たった大量の景品を手にして帰路についた。

 

 

 

 

 

 

仲が良かったあの頃

さっそくアイコスを開封した。

アイコスは充電をしなくては使用できない。

 

電源、電源、と電源タップを探す僕に「ここよ」と言わんばかりに嫁は床に置かれた電源タップを指差した。

 

ありがとう、そう心の中でつぶやきコンセントに差し込んだ。

 

 

アイコスの充電が完了するまで、僕は座椅子でくつろぐ。

 

 

目に写るのは「なぜ背面なんだ!吸い込み口が前にある方が何かと便利じゃないのか!」と書かれたくたびれた部屋着のTシャツ。

 

なぜこのTシャツを買ったのだろうと思いを馳せる

 

 

そうだ、10年前に嫁からもらった誕生日プレゼントだ。

 

 

 

 

 

 

 

付き合いたての初々しい僕等の情景が目に浮かぶ。

 

 

「俺はいいよ誕生日プレゼントなんて」

「なに言ってるのよ、私がタンプレ選んであげるから、ね?行こう?」

「服なんてあまり買わないから、お洒落な店に行くのはちょっと恥ずかしいなぁ」

「二人で行けば大丈夫!クリパの時だって何も買ってないじゃない!」

 

 

 

そうやって強引にしまむらに連れて行かれたっけ。あの頃が懐かしいな。

 

 

 

「これがいいんじゃない、フォントもなんだかカワEし、なぜ背面なんだ!吸い込み口が前にある方が何かと便利じゃないのか!って言葉に生きる力を感じるわ!」

「おいおい、僕にこのTシャツが似合うかなぁ」

 

スッと僕の肩ほどにTシャツを合わせる

 

「やっぱり素敵!思っていた通りよ!ねえこれにしましょうよ」

「そうか?なんか照れるなぁ」

 

 

「私はこの服にするわ!生地が庶民的で着飾ってないのがとても素敵!」

 

 

 

そうやって僕のTシャツと嫁のたびびとのふくを買ったんだっけ…

 

 

 

 

 

 

「お会計11260円になります」

 

 

 

 

 

 

シンクロする鼓動

そうこうしてるとアイコスの充電が完了した。

 

 

スムースレギュラーの箱を開け、ヒートスティックをおもむろに1本取り出す。

充電器のオープンボタンを押してフタを開けるとアイコス本体が現れた。

 

 

あなた方が私を手にするのは必然だったのです。

 

 

そうアイコスは僕たちに語りかけたようだった。

 

 

そして取り出したヒートスティックをアイコスに差し込み本体のボタンを長押しする。

 

指先に伝わるヴァイブレーション。

僕の意思がアイコスに伝わった証拠だ。ヒートスティックを温めてくれている。

 

 

僕の鼓動とアイコスの点滅がシンクロする。

 

やがて点滅は収まった。喫煙準備完了の狼煙。

 

 

僕の挙動を不安気に見つめる嫁。

僕だって初体験だ、不安がないと言ったら嘘になるが表に出してはならない。

 

不安は伝播する。

 

 

毎日掃除をしてくれる彼女、おいしいご飯を作ってくれる彼女、子供の面倒をみてくれる彼女、うんこを流し忘れる彼女、常に笑顔でいてくれたあの彼女…

 

 

奪われた彼女の笑顔を取り戻す!

 

 

 

 

 

 

スウゥ~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

ハアァ~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クッサ!」

クッサクッサ!!

 

クッサ~~~~~!!!!!!

 

 

僕「ね~、クサいよね~これ」

 

 

 

 

無事笑顔と会話を取り戻しました。

 

なんか吸ってて物足りない。アイコス吸ったら物足りなくてセブンスターを吸うみたいな。

最初からタバコだけにしておけば今まで通りなのですが、アイコス吸ってタバコも吸うという当社比で喫煙量が1.3倍くらいに増えた気がする…

 

 

あと、アイコス初心者だから知らなかったんですけど、6種類しかヒートスティックないんですね。

アイコス用のセブンスターとかあるんだって勘違いしてました。

電子タバコを試した時の記事は【電子タバコ】VAPE KAMRY X8Jでタバコの本数を減らせたかもしれないでどうぞ。

 

 

 

あと、誕生日プレゼントのことをタンプレ、クリスマスパーティーのことをクリパって言うんですって。

 

おしまい。

マイナスイオン君と刺激を求める森の王様の話

森の奥深くで生まれ、普段は面白いが、大勢の中では明るいような、精神年齢77歳、肉体年齢10歳の、においというキャラが(オス)海水を飲み干す
ような物語を考えていきます。

 

本編

濃い緑と、高くそびえ立つ樹齢1000年を超えるだろう木々、足元には大小さまざまな植物が生き生きと生い茂っていて、五感を刺激するマイナスイオンと、戻ってこれなくなりそうな樹海感漂う森。

その森を統率する森の王様はここ最近毎日のように思います。「あー暇だなー」と。

無理もありません。深い森、かわり栄えしない日常、やってくるのは小鳥くらいです。マイナスイオンなんて言ったって、そのマイナスイオンを出しているのは王様自身なので、なんとも思いませんし、むしろ鬱陶しさすら感じます。

王様は隣に生えている2メートルくらいの若い木に話しかけます。

「自分のマイナスイオンのにおいにも飽きたよ。誰だって自分のにおいを毎日嗅ぎたいとは思わないだろ?」

「そうですね王様、私もまだ小さな木ではありますが、もうすでにこの生活にはうんざりしているところです。頭の成長に体の成長が追いついてないのも植物としてちょっと問題ですよね。王様を前にして言うのもアレなんですが」

「やっぱり刺激がほしいのよ。刺激的な毎日。どうにかしてくれんかね」

若い木は考えます。刺激。

若い木は自分のマイナスイオン君におつかいを頼みます。違う匂いを王様に嗅いでもらうことで刺激を感じてもらおうと考えました。

「ちょっとさ、森の隣の海に行ってきて海のにおいを持ってきてよ」

マイナスイオン君はふらふらと飛びながら、そして自分の体が他のにおいと混ざって消滅しないよう気をつけながら海まで辿り着きます。

「さて、どうしたものか」

海の中に入ってしまっては体が消えてなくなるかもしれません。かといって海の上をふらふらと飛んだだけでは、森に帰る最中に海のにおいが消えてなくなる可能性があります。

そこでマイナスイオン君は海の水を「飲む」ことで体の中に海水を蓄え、森に帰ってから海水を蒸発させることで海のにおいを持って帰ることにしました。

「よーし、飲むぞ」

ゴクゴクゴク、海水はマイナスイオン君によってどんどん飲まれていきます。まだ足りないかな、もう少しいるかななどと考えながら、海水を飲んでいきます。

近くの海に浮かぶ小島は海面の下降によりどんどんと大きな島になっていき、近くのヨットは地面の上で倒れてしまいました。

やがて見渡す限りの海水を飲み干したマイナスイオン君は巨大な体となり、のしのしと重たそうな体を必死に浮かべて森まで帰っていきました。

若い木が言います。「ありがとう、ずいぶんと大きくなったね」

その様子を横で見ていた王様は久しぶりの刺激に興味深々。どんなにおいがするのか気になり王様の葉っぱがざわざわと鳴っています。

マイナスイオン君は「では蒸発させますよ」というと顔を真っ赤にして踏ん張り始めます。

少しずつ香る潮の香り、マイナスイオン君の体から蒸発していく海水とその香りはマイナスイオン君の体が小さくなっていくのと反比例して森全体に広がっていきます。

「これが潮のにおいなんだな、素晴らしい」

王様が言うと、体全体でその香りを吸収しました。久々の刺激に体中が震えて、幹の真ん中から喜びを感じました。

 

 

マイナスイオン君が飲んだ海水はようやくいつもの量を取り戻し、大きな島はまた小島に戻り、ヨットもプカプカと気持ちよさそうに浮かんでいます。

潮のにおいはこういいます。

「いつもこのにおいばかりで刺激が足りないよ、ちょっと違う匂いを探しに森にでも行ってみるかな」

ふわふわと漂いながら近くの森まで飛んでいく潮のにおい。

確かこの方向だったかなと進んでいきますが、いつまでたってもそれらしい森は見つからず、枯葉まみれの荒れた野原を過ぎたあたりで探すのを諦め、海に戻りました。

 

補足

これはキャラクターの性格とか環境とかをランダムで設定したのちに適当に考えた話です。こまかなツッコミはやめましょう。

元になった記事はこちら

面倒な主人公の性格や背景の設定をランダムに抽出してから物語を作る方法

物語や小説を作るときに重要になってくるのが、登場人物のキャラ設定です。キャラ設定がブレブレだと物語を読みすすめる際「なんでコイツがこのタイミングでこんな行動を?」と、話のつじつまを合わせるのに矛盾が生じてしまい、そうなってくるとなかなか感情移入できませんし、読んでいてもつまらないものになってしまいます。

だからといってキャラの性格を設定するのは割りと骨の折れる作業であることも確かです。

なので、今回は物語を先に作るのではなく、キャラ設定をしてから物語を作成する実験をしていきます。

ではどのようにしてキャラクターの全体像を設定していけば良いでしょうか。今回その方法は、登場人物を構築する要素を分け、要素の中に適当に言葉を用意したのち、ランダムで言葉を選んでキャラクターを設定する手順で進めます。

といってもわかりづらいのですね。

 

森の奥深くで生まれ、普段は面白いが、大勢の中では明るいような、精神年齢77歳、肉体年齢10歳の、においというキャラが(オス)海水を飲み干す
ような物語を考えていきます。

 

赤字の部分はランダムで抽出された言葉を並べた結果出来上がったキャラクターです。

以下のボタンを押して見て下さい、適当に作られます(その後は「戻る」とかで記事に戻ってきてねー)

 

要素1 性別

まず性別を決めていきます。

  • 男性
  • 女性
  • 男性だけど女性の性格
  • 女性だけど男性の性格
  • 両性(カエルちゃん)

このくらい用意しておけば良いでしょう、実験なので。

 

要素2 何なのか

何なのかといわれてもよくわからないかもしれませんが、物語によってはもしかしたら主人公は人ではないかもしれないからです。ファンタジー作品やアニメ、NHKのコッシーだってあいつはイスですよね。作品を考える時に「主人公は人」という前提を無くし、多種多様なキャラクターを想定して物語を作るのも良いかもしれません。

しかしそういった物語を考えてない場合は「人」一択で良いでしょう。要素2は飛ばしていただいて結構ですが、今回は実験ですので人以外も含めて羅列していきます。

  • 動物(犬とか金魚とかくじらとかプテラノドンとかミジンコとかとにかく色々)
  • 形がはっきりした物(机とか服とか山とか白米とかボールとか髪の毛とか)
  • 形がはっきりしてない物(火とか水とか風とか雪とか光とかにおいとか味とか時間とか)

まあほかにもあるでしょうが、あげてたらキリがないのでやめます。

 

要素3 肉体年齢

年齢を考えていきます。といっても年齢はもうすでに数値化されているので特に羅列する必要はありません。なので、0~145歳(インドネシアにいるらしい世界最高齢の男性)の間でまずランダムに選択しましょう。

それ以外として、146歳~200歳、201歳~500歳、501歳~1000歳、1001歳~5000歳、5001歳~10000歳、10001歳~100000歳、100001~1000000歳くらいを取り揃えておけば、要素2でお話ししたように、たとえキャラクターが人でなかった場合でも対応できるかと思います。

  • 0~145歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では0歳~100歳の間で抽出されます)
  • 146歳~200歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 201歳~500歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 501歳~1000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 1001歳~5000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 5001歳~10000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 10001歳~100000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 100001~1000000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)

 

要素4 精神年齢

年齢と精神年齢は必ずしも一致しませんね。僕の周りにもそういう人いますし、年齢と精神年齢が一致しないからこそ生まれるドラマもあるんですよきっと。なので精神年齢も要素に加える必要があります。精神年齢の要素は年齢と同じでよいでしょう。

  • 0~145歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では0歳~100歳の間で抽出されます)
  • 146歳~200歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 201歳~500歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 501歳~1000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 1001歳~5000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 5001歳~10000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 10001歳~100000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)
  • 100001~1000000歳(ボタンで出来るランダムキャラ設定内では省略)

 

要素5 性格

すこしづつキャラ設定ができあがってきました。次に性格を考えていきますが、性格といってもシンプルではありません。例えば「優しい」と設定したとして、いつ、どのタイミングでも優しいとキャラに深みが出ませんね。

要素5-1 基本性格

ですのでまず「基本性格」として、そのキャラの基本的な性格を選ぶようにし、次に出てくる「条件性格」によって、「基本性格 優しい」けど「条件性格 ~~」と複数の性格を設定していくことで性格の内面と外面を作っていきます。

  • 優しい
  • 冷たい
  • 明るい
  • 強がり
  • 女々しい
  • 頼りがいがある
  • 面白い

要素5-2 条件性格

「基本性格」が「優しい」けど「条件性格」は「女々しい」などとなります。実験ですし、言葉を拾ってくるのが面倒なので基本性格と一緒にしてしまいます。

 

  • 優しい
  • 冷たい
  • 明るい
  • 強がり
  • 女々しい
  • 頼りがいがある
  • 面白い

要素5-3 条件

条件性格が現れる際の条件を決定しなければなりません。

例えば基本性格において「優しい」が選ばれているのに、条件性格では「冷たい」が選ばれてしまうと「優しいのに冷たい」という矛盾を防ぐためです。

条件性格の前にそれが出る条件を指定することで矛盾を回避します。

あくまで先に来るのは基本性格であって、ある条件が満たされた時には条件性格が出てくるのです。では条件を羅列してみましょう。

  • 時折
  • 夜には
  • 幼少時代は
  • 大勢の中では
  • 1年に1度きり

条件を作る際に重要なのは、条件を満たす頻度を少なくする言葉を選ぶことです。基本性格が大前提にあるのに例えば条件が「1週間のうち6日間は」となると基本性格と条件性格が逆転してしまいます。

「優しいのに 1週間のうち6日間は 冷たい」となると、考え方としては「冷たいのに 1週間のうち6日間は 優しい」と同じになり、そうなると「冷たい」が基本性格、「優しい」が条件性格になってしまいます。

基本性格があっての条件性格を考えるので、条件は頻度の少ないものを選びましょう。

 

 

要素6 生まれた場所、環境

キャラのルーツは大事になっていきます。物語も後半に差し掛かってくると主人公のルーツに触れることもあるかと思います。場所であるかもしれませんし、環境を設定することでルーツを連想させることもできるかもしれません。

この登場人物の生まれた場所や環境というルーツがあるからこそ、この主人公はこの様な行動を取るのだなと納得させる理由につながります。

  • オホーツク海沿岸に生まれ
  • 森の奥深くで生まれ
  • 裕福な家庭のもとで育ち
  • 機械の音を聞きながら育ち
  • あの2階で育ち
  • 泥にまみれながら育ち
  • 宇宙の彼方で生まれ

とりあえず羅列は面倒なのでやめます、何度も言いますが実験なので。

 

(要素7 目的、目標)

要素7としてキャラクターの目的、目標を設定するのもありかなと思いましたが、きっとランダムで設定されたキャラクター像から目的、目標を想像した方が面白いのかなと思い()(かっこ)でくくっておきました。

ですが目的まで明確に言葉で出てきたほうがイメージがスッキリするのでやっぱり載せていきます。

  • 部屋の完璧な掃除を目指す
  • 富士山の頂上を狙う
  • 一人ぼっちになる
  • 過去にさかのぼる
  • 生き別れの親を探す
  • 海水を飲み干す
  • ミミズ一掃に挑戦する

 

キャラクターができあがりました

どうでしょうか、具体的なキャラクターが設定されたと思います。

あとはこの主人公を軸に、肉付けしていって、読み応えのある物語を作るだけですね。

といっても、そこが一番難しいんですが…

森の奥深くで生まれ、普段は面白いが、大勢の中では明るいような、精神年齢77歳、肉体年齢10歳の、においというキャラが(オス)海水を飲み干す
ような物語…

S__4333570

 

ためしに作った話はこちら

マスクを着用して美容室行けます。30代女性の為のひもなしマスク話

美容室にマスクしたまま行っても良いのか、悪いのか、そんな事考えた事もなかったんですが、こないだ嫁さんとそんな話になりました。

別にマスク着用のままでも良いじゃないと思ってたんですが、まあマスクのままだと美容師さんの方で何かと都合が悪いらしいですね。カットとかカラーとかやる時に施術しづらいみたいな。

ならマスク外せば良いじゃないとも思うんですが、女性は女性なりにマスクを着用しなければならない理由があるようです。以下その理由を書いていきます。

・花粉症や風邪などによりまじで咳が止まらないんだけど髪の根元との色が違ってきたのが気になるので(30代女性)←そんな状態の時にわざわざ美容室に行かなければ良いのにと思う

・美容室に行くためだけに化粧するのが面倒だからマスクで隠したら良いんでない?正直納得いくまで化粧すると2時間くらいかかっちゃうのよ私、だからといってすっぴんで行くのはイヤ!(30代女性)←化粧に2時間もかけたら日が暮れるし美容室も閉まります

・ただ今歯の矯正中につき日々マスク(30代女性)←そんな事隠す必要ありません、堂々としていてください

などなど、マスク着用の理由は様々で、30代女性は決して僕のとこの嫁ではありません。

で、出てきたのがひもなしマスク。

良いらしいですよ。僕は知りませんが。

ひもがないタイプのマスクでほっぺたに貼って着用するらしいです。

美容師さんの施術の邪魔にもならないので、マスクを着用しなければならない30代女性にもってこい!どーんとこい!

「ちょっと高いけどね、エヘ」って言ってました。おわり

兄弟の顔は似てるのか。兄と弟の各パーツを入れ替えて顔認識機能で検証

テレビを見ていると兄弟芸人のミキは兄がブサイク扱い、弟はちやほやと微妙な顔の作りの違いで扱われ方が違ってくる光景を見かける。

こちらの写真をご覧いただきたい。

翔太

仲の良い兄弟の写真であり、左がお兄さんの翔太くん(以下兄)、右が弟のるいじくん(以下弟)だ。兄と僕は元同僚でありその働きっぷりと人柄の良さには定評があった。

聞くところによると、家族の中でこの二人の兄弟の顔が似ているかとか似てないとか周りからしてみればどうでもよさそうな家族会議が開かれているらしい。

まあ確かに似ているような気もするので代わりに僕がテクノロジーを駆使して検証してあげようではないか。翔太のご家族のみなさん、僕に任せなさい。

 

兄弟の顔の各パーツを入れ替えて検証

先ほどの兄弟写真を適当に切り取ってみる。まずは兄。

翔太1のコピー

 

そして弟。

るいじ1のコピー

 

鼻パーツを入れ替える

まず始めに交換するパーツは鼻。兄+弟鼻。

翔太+るいじ鼻のコピー

 

弟+兄鼻。

るいじ+翔太鼻のコピー

合成のスキルが死ぬほど低いが故の違和感こそ感じられるが、それ以外は特に変わった様子はない。

 

口パーツを入れ替える

続いては兄弟の口パーツの交換、兄+弟口。

翔太+るいじ口のコピー

 

弟+兄口。

るいじ+翔太口のコピー

口を入れ替えてもフォトショスキルが低いことで生まれる違和感以外は特にない。

 

目と口を併せて交換する

2箇所同時に交換するとどうなるか検証してみる。兄+弟口+弟目

翔太+るいじ口+るいじ目のコピー

婚期を逃した気の強いおばさんみたくなった。

つづいて弟+兄口+兄目。

るいじ+翔太鼻+翔太口のコピー

急に村山富市みたいな立派な眉毛になってしまったのは兄の目を切り取る際前髪まで切り取ってしまった為だ。弟は当初右斜め上を見据えていたが目を交換することで視線がコチラに向けられた。

検証としては以上である。まあ、わからなくもないっちゃあわからなくもない。兄弟の顔は似ているのかもしれないしそうでないかもしれないくらいの絶妙なレベル。

 

兄弟が似ているかどうかPicasaの顔認識で検証

ついでに兄弟の目と口のパーツを交換した写真をPicasaで顔認識してもらった。

まずは目だけ変えた写真。

比較1

目と口を交換した写真。

比較2

目を変えた弟の写真。

比較3

 

全部翔太くんですか?って聞かれた。ちなみに弟の顔登録もしてある。

 

兄弟は似ている

結論、兄弟は似ている。

顔のパーツを入れ替えたりしても問題ありません。

ご家族のみなさま、ご本人方、似てますよ。

ご協力ありがとうございました。

今日はどっちにしようかな

関西弁が半端にうつった彼女が今でも好き。ちゃうわ、ちゃうちゃう、ちゃうんかい!

 

友人が北海道に帰ってきた。

札幌から北見工業大学に入学後ストレートで卒業し、関西地方に就職、そして季節は秋、連休が取れた彼女は大学時代を過ごした懐かしの友人に会うべく北海道に帰ってきた。

 

久しぶりの彼女の帰北に4名の友人が集まった。4人は全員男で浪人組。何をやっているんだ、しっかりせねば。4人の中でも僕とAは特に仲がよかった。

 

大学の頃、僕は彼女の事を意識していた。いつも一緒に遊ぶ友人からいつの日か恋愛対象に変わっていたのだが、僕が彼女に告白することはなかった。告白することによって壊れるかもしれない5名の友人関係、いや、そんな事ではない、ただ、勇気がなかったのだ。

 

「本当はAの事好きなんじゃないのー?」とからかう僕に「ちがうよー!」と返す彼女。好意が邪魔して意図しない質問をしてしまう。「ちがうよー!」と笑う彼女の顔を見ているだけで幸せだったのかもしれない。

 

僕等は居酒屋で彼女との再開を祝して乾杯した。

 

まだ大学を出てから半年ほどしか経っていないのにこんなにも懐かしい気持ちになるんだな、大学在学中の思い出や彼女が就職してから出来事など酒を飲みながら色々話した。

 

 

在学中、僕等5人は毎日のように一緒にいた。昔のように変わらない風景。

 

思い出されるあの頃の気持ち。

 

Aの隣に座る彼女に「大学の時はAの事気になってたんじゃないのー?」と聞いてみた。今だ微かに残る彼女への好意、Aに対するちょっとした嫉妬、からかって彼女が困る顔が見たいという子供じみた願望、気持ちよく回ったお酒が後押しした。

 

 

 

「大学の時はAの事気になってたんじゃないのー?」

 

 

 

「ちゃうわ!」

 

 

 

 

「本当はAの事好きなんじゃないのー?」とからかう僕に「ちがうよー!」と返す彼女。好意が邪魔して意図しない質問をしてしまう。「ちがうよー!」と笑う彼女の顔を見ているだけで幸せだったのかもしれない。

 

 

 

 

「大学の時はAの事気になってたんじゃないのー?」

 

 

 

「ちゃうわ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

めっちゃ関西弁うつってる。

めっちゃ関西弁うつってるよこの人。

やばい、すごい気になってきたコイツの関西弁。

 

気付くと好意とか思い出話とかなんか色々頭からぶっ飛んじゃってコイツの関西弁ばかり気にしちゃってる自分がいる。しかも、しかもだ。ちゃうわ以外は全て標準語で話しているだ。会話のほぼ全てを標準語で話しているにも関わらず否定する時のみ放たれる「ちゃうわ」という呪文。

 

もしかしたら、想像だけど、彼女は関西の会社でそこの上司に毎日何回も「ちゃうわ」と言われているのかもしれない。新卒だし、まだ仕事もそんなにできないのは明白だ。だから、彼女の仕事ぶりに上司は「ちゃうわ」を連呼しているのだ。

 

彼女の上に毎日のように降りかかる大量の「ちゃうわ」の雨。押し寄せる「ちゃうわ」の波。「台風ちゃうわ」本体が近づく前から局地的にバケツをひっくり返したような「ちゃうわ」の雨がどったらこったら。

 

幼稚園児が繰り返しママが言う事を覚えて友達に同じ事をいうあの現象ときっと同じだ。「お片づけしないと鬼来るよ!」とママがいつも言っていれば友達に「おかたづけしないとおにがくるんだよ~!」と言う。

 

関西弁。恐ろしい洗脳。ちゃうわと言われ続けた彼女は否定の時のみ反射的にちゃうわを発動するマシーンになってしまった。僕が好きだった彼女は今となっては全自動ちゃうわ発動マシーン(オープン価格)。一家に一台。

 

完全に染まってくれればいいのだ。関西弁が完全に伝染してくれさえすればこんな複雑な感情は生まれないし彼女は人間のままでいれたのに中途半端にちゃうわの部分だけうつるから。

 

しかし彼女だけを責めるべきではないのかもしれない。関西弁初心者アルアルなのかもしれない。関西弁を学ぶにあたって最も低いハードルがちゃうわなのだ。英語でいうならハローにあたり、観葉植物でいうならポトスで、資格でいうなら食品衛生責任者であり、アクティビティなら自宅ヨガにあたる部分が関西弁ではちゃうわで、そこから全てが始まるに違いない。

 

誰しも最初は初心者であり、関西弁を猛勉強中の彼女を責める理由は何一つないのだ。なのに僕といったら練習中の彼女に変な感情を抱いてしまい、挙句の果てに全自動ちゃうわ発動マシーンであると。ちゃんちゃら可笑しい。自分の懐の小ささには笑わずにいられない。

 

僕が今彼女のためにできる事はちゃうわの引き出しを増やしてあげる事のみ。ちゃうわは言ってしまえば原型であり、drive、drove、drivenと変化することを踏まえると「ちゃうわ」「ちゃうちゃう」「ちゃうんかい!」まではいきたい。僕に課せられた使命。

 

「本当は男でしょ?」

「ちゃうわ!」

「両親とも火星出身だよね?」

「ちゃうわ!」

 

まだだ、

 

「チャイニーズ・エディブル・ドッグ(英: Chinese Edible Dog)、ヘイ・シー・トゥー(英: Hei She-Tou)などとも呼ばれ、特にスムースコート種はシャン・ドッグ(スムースコーテッド・チャウ・チャウ)とも呼ばれているふわふわで茶色でちょっとブサかわな犬は?」

「ちゃうちゃう!」

 

よし、きた、ちゃうちゃうを引き出しに成功だ。

 

「風神雷神?」

「ちゃうわ!」

 

「drive、drove…?」

「driven!」

 

 

「speak、spoke…?」

「spoken!」

 

 

「fight、fought…?」

「fighten!」

「ぶぶー!」

「ちゃうんかい!」

 

終わり。