屋内などで動画を撮影している時に、LED照明や蛍光灯が映り込むことってまあそれなりの頻度であるかと思います。
カメラのモニターを見てみるとLED照明や蛍光灯がチカチカというか、チラついた経験ありませんか?
人間の目ではわかりませんが、照明が1秒間に何十回もオンオフを繰り返しながら点滅している為、カメラ越しに照明を撮影するとチカチカしているように映ってしまいます。
このLED照明や蛍光灯がチラつく現象をフリッカー現象と呼びますが、フリッカーをほったらかしにしたまま動画を撮影するのはちょっと厳しいですよね。
今回、Osmo Pocketで室内撮影したところバリバリにフリッカー現象が起こってしまったので、設定で何とかならないかなといじっていたらバッチリ解決できました。
・フリッカー防止のHz(ヘルツ)を合わせる
・フレームレートを変更する
・(補足)ISO感度をマニュアルに変更する
この3項目を設定してあげることでフリッカーを完全に防止できます。
動画でも説明していますので、よろしければどうぞ。
東日本か西日本かでフリッカー防止項目を50Hzか60Hzに変更する
フリッカー現象とはどのようなものなのかは動画冒頭を見ていただければわかりますが、とにかく照明がチラついて見づらいんです。
いやこれもしかしてモニターから見えている映像がチラついているだけで、実際撮影してしまえばチラつきが収まってたりして?
なんて考えてチラついたまま撮影したものを確認して見ましたが、しっかりとチラついていました。
Osmo Pocketで設定するのは3箇所です。
ちなみに今回はDJI Mimoと言うオズモポケットとスマホを接続するアプリを使って、スマホでカメラを操作しています。
画面左下の赤丸で囲まれた部分をタップします。
フリッカー防止と言う項目がありますので、50Hzか60Hzのどちらかを選択します。
東日本は50Hz、西日本は60Hzを選びましょう。
東日本ではオンオフの1セットが50回繰り返されていると言う意味で、西日本だと60回繰り返されていることになります。
僕は北海道在住なので50Hzを選択。
フレームレートをHzに合わせて変更する
次に下から2番目の赤丸をタップしてフレームレートを変更します。
撮影中はフレームレートを変更できないので、録画中の場合は一度停止してから変更します。
ビデオフレームレート項目がありますので、先ほどと同じように東日本なら50、西日本なら60を選択しましょう。
これでフリッカー防止の設定は完了です。
録画していない状態ではフリッカーが起きたままですが、録画を開始するとチラつきはなくなっているはずなので一度確かめてみてください。
ISO感度をマニュアルに変更して明るさを一定に保つ
チラつきについてはこれで解決なのですが、LEDや蛍光灯にピントが合った時に画面全体がやけに暗くなったりしてませんか?
照明に焦点が当たると照明以外の周囲が暗くなり、照明から焦点が外れると全体的に明るくなるのはISOがオートになっているからです。
暗くなったり明るくなったりが繰り返されるのも動画を見づらくする原因なので、ISOの設定も変更してあげましょう。
上から2番目のカメラマークをタップします。
「AUTO」になっていますが「M(マニュアル)」に変更します。
変更後は下の数字を横にスクロールして好きな明るさに設定してください。
変更してみればわかりますが、数字が大きいほど画面は明るくなります。
ISOをマニュアルに変更する事で、LEDや蛍光灯に焦点が合おうが合うまいが割と一定の明るさを保った状態で動画を撮影できます。
iphone(僕は未だに7)単体では、照明のチラつきが発生した場合にその都度タップする位しかフリッカー防止の対策はありません。
Osmo Pocketなど、ちょっと設定をいじれるカメラであれば、似たような項目の設定を変更する事でチラつきが収まる可能性があります。
フリッカー現象で悩んでいる方は試してみてください。