照明のオン・オフをスマート化したい…
実現するには、wifi操作可能な特殊な電球に交換したり、スマート化された照明器具に交換しないといけません。
照明の音声操作も結構ハードルが高かったりします。

ダウンライトや自宅照明をオンオフする為に、この壁に埋め込むタイプの古いスイッチを使っていますが、スマートスイッチに交換してダウンライトをスマート化したいと思います。
壁スイッチ自体をwifi対応のスマートスイッチに交換することで、わざわざ壁スイッチをリモコン化したり、スマート電球に交換せずとも、自宅照明をスマートスピーカーで音声操作できます。
目次
スマートスイッチは赤外線要らず!スマホや声でライトを操作できる理由
以下が実際できたこと。
- アレクサに「電気消して」
- 交換したスマートスイッチが反応
- 照明が消える(つく)
赤外線を使うリモコンを壁スイッチに後付けしてスマートリモコンで操作するのではなく、スマートスイッチに直接命令することで照明のオンオフを実現します。
3つのスイッチを入切することで、3箇所のダウンライトをオンオフしていましたが、この古いタイプの壁スイッチを外してwifiスマートスイッチを取り付けます。
スマートスイッチ用の専用アプリスマホに入れ、アレクサ(声を拾う担当)と専用アプリ(オンオフ担当)を連動させることでダウンライトのIot化が可能となります。
スマートスイッチはタッチパネル仕様なので、手動でもオンオフは可能です。
スマートリモコンを介さないので赤外線を必要とせず、リモコン仕様ではない照明でもスマホやiphone、または声で電気のオン・オフができます。
wifiスマートスイッチの本体へ電源供給する為の電源の分岐方法
壁スイッチの交換作業は結構大変でしたが、我が家での実例を紹介します。
スマートスイッチを買ってから知ったのですが、スマートスイッチ本体を動かすには別途で電源が必要です。
コンセントに挿すみたいな単純な話ではなくて、電気コードをどこからか引っ張って来ないといけません。
自宅の作りによってはかなり面倒です。
今回はスマートスイッチをとにかく稼動させてみたかったので、スイッチ取り付け場所の一番近くにあったダウンライトからコードを分岐させて電源を取りました。

写真では白と黒のどちらも分岐させていますが、白だけ接続すれば大丈夫だったので、黒コードは外しました。
電線が出てると見栄えが悪いのでモールで隠したりしました。
天井裏から照明に接続されている白のコードを一度外して二股に分岐させ、一方は再び照明へ戻し、もう一方はスマートスイッチに給電できるよう結線します。
壁から出ている旧スイッチに接続されていた線を全て外してスマートスイッチに配線しなおします。
一番右の写真下部から伸びてきている白コードが先ほどダウンライトから分岐させてきた電源です。
写真は黒コードの取り外し前ですが、我が家のこのスイッチの場所ではダウンライトから分岐させたコードとスマートスイッチをつなぐのは白コードのみで大丈夫でした。
スマートスイッチへ交換したあと壁に埋め込めなくなった時の対処法
接続したら、スマートスイッチを壁に戻しましょう…あれ…
入らないし戻らない。
既存の壁スイッチよりスマートスイッチ裏の部分が大きくて入らない…
タイガーボードみたいなのをマイナスドライバーで削ったりしてどうにか納めました。
外した埋め込みタイプのスイッチ本体の裏は、こんな感じです。
スマートスイッチ本体の大きさもありますが、結線後、もともと空いていた穴にスマートスイッチをきれいに戻す作業は少し大変かもしれないです。
少しイレギュラーになりますが、壁コンセントから直接スマートスイッチへの給電する方法もあります。
※今記事で使用しているスマートスイッチのアマゾン取り扱いが終了したようです、下記リンクはLIVOLOのもの。
スマートスイッチの種類によって必要なアプリや設定方法が異なるので、ダウンライトとアプリを連携させる方法は割愛します。
※今回使用したUDA WIFIスマートタッチスイッチにはSmart Lifeという無料の専用アプリのインストールが必要です。以下設定方法を解説しています。
音声・スマホ・手動、アレクサとアプリがあれば各ダウンライトを自由に操作可能
壁のスマートスイッチを直接タッチすれば照明のオンオフが可能です。
スマホのアプリからでも照明操作は可能です。
音声操作もしたいので、アレクサアプリで各ボタンの設定をしましょう。
アプリ側でスイッチ名を変更してあげれば、例えば電気A、電気B、電気Cなどと名称を変更してあげると、個別に音声操作できます。
今回は3つのスイッチのものを取り付けたので、写真左側にはSwitch1、Switch2、Switch3、電気(全体)の項目があります。
これらを電気A、電気B、電気Cなど、任意の名称に変更します。
電気は全てのスイッチをまとめてオンオフする場合に使えます。
しかし、名前の付け方によっては、アレクサがうまく反応しない場合があり、名前付けに若干コツがいるようで、例えば…
- 電気A
- A電気
- 電気1
- 1電気
- 照明A
- A照明
など。
項目名として、電気にするのか、照明にするのか、ライトにするのか。
種類として、Aにするのか、1にするのか。
項目名を前にするのか、項目名を後にするのか。
これらの組み合わせで、アレクサが聞き分けてくれたり、聞き分けてくれなかったりします。
どの組み合わせが良いか実験しましたが、面倒になり途中でやめたので残念ながら正解はわかりません。
しかし、まったく関係のない名前をつけてしまうと全然反応しないことは判明しています。
最初、ペットの名前とかを照明にしてみたところ(コタロウって名前にした)「コタロウというデバイスは見つかりませんでした」とアレクサに言われてしまいました。
ちなみに、スマートスイッチをオン・オフする時、スマートスイッチの見た目からは想像しがたいアナログな音がでます。思いっきり「カチッ」って鳴る。
手軽にIot化できる製品
手間のかかることをしなくたって、手軽に照明のwifi化ができる製品はもちろんあります。
我が家の場合、既存の壁スイッチひとつにつき電球が2個とか3個ついているので、wifi対応の電球に交換すると結構な額になってしまうので、wifiスイッチを選択しました。
しかし、以下のような製品であれば、面倒な配線作業も、資格もいらずにスマート化できるので、一長一短かと思います。
ブリッジ経由で電球を音声操作できます。
1つ3,000円くらいするので、5個取り替えたら…それなりな金額になりますね。
また、これらフィリップス製品を動かすには別売りのHueブリッジが必要となります。
Switch Botという、直接ボタンを押したり戻したりできる商品もあり、配線作業をしなくてもスイッチのwifi化ができるのですが、見た目がスマートじゃない。
余談ですが、wifiに対応していない扇風機とかも、工夫すればアレクサで音声操作できます。暇ならやってみてね。
色々な種類のスマートスイッチがある
代替品で似たようなものはあります。
機能が同じようなものでいうと以下のようなもの。ニッチな商品なのにカスタマーレビューがついているのはちょっと安心します。
UDA製品でいうと、スイッチ2個バージョンとかもあります。場所によってですね。スイッチ2個バージョンはなぜかボタンは四角のままです。
※UDA製品のアマゾン取扱いが終了したようで、下記はLIVOLOスイッチです。
日本製のほうが安心かな…日本製もあります。実際に設置しているサイトもありました。
ちなみに、電気工事屋さん全員がスマートスイッチについて詳しくはないようです。
電気工事にはもちろん資格がいるのですが、知り合いの工事屋さんに相談したところ、スマートスイッチの事はあまり関わったことがなかったようで、僕の依頼後、自分なりに調べて、機器の事を理解したそうです。
このことから、中古住宅のスマートスイッチ化は普及しているとは言えない状態なので、いち早く取り入れて周囲を驚かせてあげましょう。
実際の使い勝手はどうか
小さな子供がいる我が家、トイレに行ったり、洗面所に行ったりと、子供は照明のついてない暗い場所に行く事を怖がったりしますよね。
まだ、そういった場所にスマートスイッチを設置できていませんが、照明のwifi化を進めれば音声操作で電気をコントロールできます。
暗がりに行く前に、子供自身が、声で電気をつけることができます。
僕の家の場合はアマゾンエコーを使っていますが、僕の声でも、嫁の声でも、子供の声でもアレクサは反応してくれています。
言うても「アレクサ!」って呼ぶのって抵抗はあるんですが。なんか恥ずかしい…
スイッチを個別に音声操作できれば使い勝手はもっとあがると思います。それらについてもう少し勉強したいと思います。
以上、壁スイッチをスマートスイッチ化する方法でした。