自分ひとりくらいやらなくても問題ない。なんて思っている人はたくさんいるのではないでしょうか。
新社会人や新入学生など、4月は環境の変化が激しい時期です、新しい環境に慣れるのはさぞ大変でしょう。
目次
職場に訪問者!挨拶された!さてあなたはどうする?
新社会人であれば、業種にもよりますが、職場にお客や業者、営業など、職場以外の様々な人が訪問したりします。
職場以外の人があなたの会社を訪問してきた際、だいたいは訪問してきた側から「こんにちは」「お邪魔します」「毎度さまです」「失礼します」など、相手から声をかけてきますよね。
あなたの職場の諸先輩は慣れているので挨拶に対してすぐに応対できる人が多いです。
先輩方は声かけに対して即座に「こんにちは」「お疲れさまです」「おひさしぶりです」「こちらへどうぞ」などと対応できます。
先輩方は反応が体に染みついています。反射的にやれます。
お客の訪問時は、双方の簡単な挨拶のやりとりの後に仕事の本題に取り掛かかります。
その簡単な挨拶への対応、あなたきちんとやれていますか?
最低限「こんにちは」はバカでも言える
あなたは新人です。
声かけや先方の挨拶に対しての反応をしなくても良いと思っていたりしませんか?
諸先輩の対応に見る「お疲れさまです」「おひさしぶりです」などは、相手が誰なのかを知っている先輩だから出せる言葉なので、これらについては慣れが必要です。
「こちらへどうぞ」なども、相手が誰かを知っている上で、挨拶後の仕事の流れをわかっていないとそこまでできません。
ですが、「こんにちは」と入ってきた訪問者が例え誰かわからなくてもあなたは「こんにちは」と挨拶を返すことくらいはできます。
バカでも「こんにちは」は確実に言える。
社会的手抜き、社会的怠惰が生み出す沈黙
あなたがどのような規模の会社に入ったかはわかりませんが、ここでの例として、例えば事務所には自分や先輩含め5人いたと仮定しましょう。
訪問者が、簡単な挨拶とともに職場に入ってきました。
訪問者「こんにちは、荷物お届けにまいりました」
職場5名「………」
先方の呼びかけに対して、誰も対応しないということは上記のような沈黙に直結します。
先輩が対応するだろうから自分は訪問者に対して挨拶をしなくていいという考えが変な沈黙を生みます。
誰かがやってくれるだろう。この発想は社会的手抜きと呼ばれます。
社会的手抜き(または社会的怠惰とも)は、そこにいる人数が多ければ多いほど起こりやすくなります。
これらはリンゲルマン効果とも呼ばれます。
一人でやれば100%の力を発揮できるのに、二人になると93%、三人になると85%…
綱引きなどの競技で説明されたりしますが、人数が多ければ多いほど、発揮する力の割りあいが減っていく現象です。
バカでも言える「こんにちは」。
人数が多いからといって、挨拶すら人任せにしていませんか?
聞こえない声での挨拶なんて言っていないのと同じ
声を出すということ自体が恥ずかしいと思っている方が中にはいるかもしれません。
声かけをしないといけないのはわかっていても、なんだか恥ずかしいので、毎回、自分だけに聞こえる程度のかすかな声での挨拶や対応。
口パクの挨拶なんて言っていないのと同じです。
小声は社会的手抜きをしていると思われる原因です。
そして、社会的手抜きを見抜かれた人の評価が上がる事はない。
別に大声でハキハキと「こんにちは!!」と言う必要はないと思いますが、最低限、相手に聞こえる程度の声量にしてください。
相手に聞こえていないのであれば、すなわち相手を無視しているのと意味は同じです。
声を出すのが恥ずかしいという気持ちがあるのであれば、やれるように練習するしかありません。
まずは職場の同僚同士の「おはようございます」の段階から声を出せるようにし、徐々に訪問者に対しても声を出せるようにしましょう。
一刻も早くやってください。
背伸びした仕事をする前にまずは基本をしっかりと
挨拶って声を出すだけでできます。基本ですし、マナーです。
あえて挨拶をしない主義の方も中にはいますが、稀です。
挨拶しない人の殆どは
・声だしを周囲の人任せにしている
・恥ずかしくて声が出せない
上記の2パターンです。
前者は社会的手抜きをしている人です。
何度も言いますが社会的手抜きをする人のイメージは良くありません。すぐサボるヤツと思われることでしょう。
新生活はまだ始まったばかりなので、いまだに挨拶が出来ていなかったりごまかしたりしている方がいれば、挨拶のような基本部分から土台を固めていくのがいいかと思います。
挨拶は潤滑油です。