無知がsiriで部屋の家電を操作できるようになるまで。道のりは天竺。

HEY SIRI!部屋の電気つけて!
この記事は専門的知識を全く持ち合わせていないド素人オノゲンキが、iphoneで使える音声アシスタント機能「siri」を使って部屋中の家電を操作するという何とも夢みたいで面白そうな事を実現させる為、色々と四苦八苦、回り道を繰り返していく追記型の記事です。
なんの事やら全くわからない、そんなあなたでもこの記事と一緒に歩んで行く事で「siri」での家電操作が実現できるかもしれません。
ちなみに、わからない状態でジタバタしながら「siriで家電操作」というゴールを目指しますので、記事途中「これは間違った方向へ向かっている」といった内容も出てくるかと思いますが、適当に見守ってください。 それでは宜しくお願いします。
目次
2016/4/7 siriでの家電操作へ向けて調べ始める
調べてました。参考にしたのは下記のサイトですが、まじで意味わからない事ばっかり書いている。
Siriで部屋中の家電を操作できるようにして未来のお部屋を作ってみた
Homekitとは?netatmoとは?IRKitとは?IFTTTとは?homebridgeとは?node.jsとは? npmコマンドとは?insteon+とは?raspberry piとは?config.jsonとは?foreverとは?
やばい、わからない、早くも心が折れそうになっている。そんなに難しい言葉を羅列しないとできないのでしょうかsiriでの家電操作は。僕焼き鳥屋なんですけど。
とりあえずIRKitってのはiphoneとかを使って家電を操作できる学習リモコンらしく、金を払えばIRKitっつーリモコンは手に入るのでとりあえずアマゾンで買います。
知識が全く追いつかないからまず周辺機器を揃える事でやった気になる効果を期待します。勉強する為に参考書買って、買っただけなのに勉強した気になる錯覚と一緒。
2016/4/8 raspberry piってものと戦う
公式サイトに従ってNOOBSというRaspberry PiのOSをインストールしていきます。
Raspberry Pi + HomeKit + IRKit = Siriで家電を音声操作できるようにする
より引用
本当に仰っている意味がわからないんです。
ですが、言われた通りに公式サイトへ飛んでみて、言われた通りに実践してみます。
たぶん赤丸で囲んだ部分です。Download.ZIPって書いてある。
ダウンロード始めたはいいのですが1,020MBってなんかえらく大きなサイズな気がするのは僕が素人だからでしょうか。仕方ないのでダウンロードを待っている間に次の工程に進みます。
ちなみに何の為にNOOBSをダウンロードしてるのかは全くわかりません。
microSDカードのフォーマットを実践してみる
何やら先ほどダウンロードした(まだダウンロード完了してませんが)NOOBSとやらをmicroSDカードにコピーしなくてはいけないらしい。
その為にmicroSDをフォーマットしないといけなくて、その為にSDフォーマッター4.0と呼ばれるものをダウンロードしないとならないんです。
きっと赤丸のコレ。mac使ってる人は赤丸の右隣になるのでしょう。
早速ダウンロードします。
NOOBSがまだ半分くらいしかダウンロードされてない。どんだけでかいのよ。
上でダウンロードしたSDFormatterv4の中にあるsetup.exeをクリックしてインストールします。
さて、microSDのフォーマットをと思ったのですが、まさかのカードリーダーが無いという事態に陥ってしまったので、フォーマットの作業は後回し。
こんなのあれば大丈夫です。
このmicroSDカードをRaspberry Piに挿し、マウス、キーボード、LANケーブル、電源ケーブルを入れるとNOOBSが起動します。
Raspberry Pi + HomeKit + IRKit = Siriで家電を音声操作できるようにする
より引用
次の工程を見てみると、カードを「Raspberry Piに挿し…」とあります。Raspberry Piって何、要するに周辺機器みたいなものなのか?
こんなやつでした。
なんなんだよもう、中身見えてるし。何に使うのか全然わかんないし。しかし上記サイトの説明文を読む限り、siriで家電を操作するにあたってこの小型の機械は避けて通れないようだ。
どうでもいいけど、なんでも英語表記にするからとっつきづらくなるという面がありますね。
Raspberry Piって「ラズベリーパイ」って読むんですって。小型PCラズベリーパイ。なんかさっきより親近感わいた。
どれを買ったら良いのかわからないけど、中身むき出しのものよりケースついてたほうがいいんじゃないという理由で以下のものを注文してみます。
賞品レビューを見たら「小学生の子供がこれで遊んでます」みたいな親のコメントありましたが、何、壁とかに投げつけて遊んでいるのかな?想像がつかない。
insteon+と戦う
というわけでIRKitとRaspberry Piを注文しました。すでに1万4080円も使ってしまいました。こんなにお金使っちゃったらきっと今晩から僕だけ塩ぶっかけごはんになるでしょう。
上記2商品が自宅に届くのにまだ時間がかかるので、次にできそうなことに取り掛かります。
上記記事を見ているとinsteon+という単語が出てきます。これも全然意味わかりませんが、調べるとアプリっぽい。
今度はこれをiphoneに入れる…なんか今までのより簡単そうなので、さっそくインストールしてみましょう。
iphoneのappstoreで適当にinsteonと入力してみる。
あったinsteon+。ゲットしましょう。
左下の緑色のプラスマークをタップして、新しいアカウントを作ります。
メールアドレスとかパスワードを入れたら、ホーム画面になりました。
ですが、この時点ではこのinsteon+をどう使ったら良いのかは知りません。
しっちゃかめっちゃかな手順を踏みながらとりあえずここまでやりました。果たしてsiriでの家電操作はできるのでしょうか。
あとどのくらいの道のりがあるのかさっぱりわかりません。旅の行きは長く感じるのに対し、帰りは早く感じるのと似ている状態かもしれません。
ではIRKitとRaspberry Piが届くまで待機します。
2016/4/11 IRKitとRaspberry Piが届いた
届きました。
開けるとこんな感じです。むき出しの基盤。
ついでに前回やれなかったmicroSDのフォーマットをしていきます。
カードリーダーにmicroSDを挿し、SDFormatterv4を起動します。
下の「フォーマット」ボタンを押すと「クイックフォーマットはデータが復元される可能性があります」と出ますがとりあえずOKを押します。
「フォーマット中はメモリーカードを抜き差ししないでください」と出るので、ここでもOK。
数秒でフォーマットが完了しました。
ダウンロードしたNOOBSをmicroSDにコピーする
先ほどダウンロードしたえらく大きなNOOBSのファイルをフォーマットしたmicroSDにコピーします。
9分くらいかかりそうです。公式サイトの動画を見てみると、ZIPファイルのままコピーじゃなくて、ファイルの中身を全選択してコピーしていたので、その通りにします。
ラズベリーパイ(小型PC)に色々つないでいきます。
左下は電源。よくスマホとかの充電に使うケーブルで、片方は小さい端子、もう片方はUSB端子になっている。ちなみに電源は全てを差し込んでから入れました。
電源の隣はHDMI端子です。余ってるディスプレイがなかったので、HDMIを直接テレビにつなげました。ウチのテレビではHDMI端子はテレビの裏についているので、そこの端子を外してラズベリーパイからのHDMIをつなげます。
右側にUSB端子を差す部分があったので、マウスをつなげました。
ラズベリーパイをひっくり返すとmicroSDを差し込む部分があったので、NOOBSをコピーしたmicroSDカードをそこに差します。
そしてようやくUSB電源をつなげます。
電源ケーブル
HDMIケーブル
USBマウス
USBキーボード
ついにラズベリーパイが起動した
おお、テレビに映った!すごい!
小さなウインドウがでてきます。rasbianなんちゃらって書いてある部分の左側に四角いチェックボックスがあるので、USBでつなげたマウスでもって四角にチェックを入れます。
ついでに画面下に言語を選択できる箇所があったので、日本語に設定しておきました。
そして左上にあるinstallボタンを押すと、何やらポップアップウインドウが出てきますが「はい」を選択。インストールが始まります。
約10分くらいかかります。
左上、黒いディスプレイマークのターミナルを開きます。
そして $マークの後に「sudo apt-get update」と入力してエンターキーを押しましょう。
文字がバーっと流れていきます。
その後、流れる文字が止まり、今一度$マークが出てくるので今度は「sudo apt-get upgrade」と入力します。するとまた文字がバーっと流れる。
sudo apt-get install fonts-ipafont fonts-ipaexfont