タバコからアイコスに変えたら喫煙量1.3倍に増えた。僕はくたびれたTシャツ、嫁は旅人の服で。

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サッサッと手のひらを顔のあたりでパタつかせ、煙たさを拭おうとする嫁。

 

 

「あぁ~、煙たいわぁ~タバコの煙、どうにかならないかしら?」

 

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タバコの煙が引き裂く夫婦仲

と、言葉にはなっていないが顔がはっきりとそう言っている目は口ほどにモノを言うを体現している嫁が今日もまた僕の出したタバコの煙の目の前で顔を歪ませている。

 

「そんなに煙が嫌なら近づかなければいいのに…」と言った表情を浮かべて僕はため息を漏らす。

 

すると

「掃除機かけないといけないんだから仕方ないでしょ、そんな事もわからないの?」と言わんばかりにダイソンの掃除機を僕の座椅子にコレでもかとぶつけながら床を掃除している。

 

 

そしてテーブルに置いてある小型の空気清浄機のスイッチを見る嫁。

 

 

「タバコ吸うんだったら清浄機のスイッチくらい入れなさいよ」と聞こえてきそうな態度でスイッチをグイと押す。

 

 

この空気清浄機は床に置いてあり、背面から汚れた空気を吸い込むタイプなので僕はタバコを持った右手を機械の後ろに回した。

 

少しでもタバコの煙の蔓延を抑える為に清浄機の背面に手をやる。

 

 

「なぜ背面なんだ!吸い込み口が前にある方が何かと便利じゃないのか!」

 

 

と書いてあるくたびれて部屋着になったTシャツを着ながら清浄機の後ろにやった右手を顔に戻し、最後の一口を吸い終わった。

 

 

ここまで嫁と言葉は交わしていない。これが日常。

 

 

何がそうさせたのか

 

 

 

そうか、タバコだ。

 

僕は彼女に毎日嫌な思いをさせてしまっていた。

 

 

 

毎日掃除をしてくれる彼女、おいしいご飯を作ってくれる彼女、子供の面倒をみてくれる彼女、常に笑顔でいてくれたあの彼女…

 

 

 

そんな彼女の笑顔を奪ったのは紛れもない僕であり彼女の嫌いなタバコなのだ。

 

 

セブンイレブン店主の優しさ

僕たちは気付くとセブンイレブンにいた。

そう、煙があんまり出ないと巷でもっぱら噂のあのアイテムを入手するために。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いらっしゃい、何にする?

 

 

 

店主がそう聞いてきた。

お店のラインナップを二人で眺める

 

  • てつのやり 750G
  • はがねのつるぎ 1500G
  • てつのつめ 770G
  • てつのよろい 1100G
  • ぶどうぎ 800G
  • せいどうのたて 180G
  • てつのたて 700G
  • あいこす 10800G

 

 

 

守るだけでは先へは進めない、僕は少々お高いが使いまわしが効いてなおかつ攻撃力も高いはがねのつるぎを買おうという表情で嫁を見つめた。

 

 

死んだらおしまいじゃないの。そう口から出てもおかしくないどこか寂しげな嫁の瞳。

 

 

くたびれた10年モノのたびびとのふくを着た嫁がてつのよろいを眺めている。

 

両方をそろえてやれない不甲斐なさを許しておくれ。

 

 

 

 

悩むべきは攻めるか守るかではない、君たち二人に必要なのは共に冒険をしていくという気持ちなんじゃないかな。

 

 

 

そういって店主は重たげな扉の奥から伝説のアイテム、あいこす(アイコス)を持ってきた。

 

 

 

これはウチの最後のアイコスだ、そうだ、これを持っていくといい。君たちの冒険に幸あれ

 

 

 

 

 

「お会計11260円になります」

 

 

 

 

かくして僕等はセブンイレブン店主の粋な計らいによりアイコスとヒートスティックのスムースレギュラー、そしてキャンペーンのクジを16枚ほど引いて当たった大量の景品を手にして帰路についた。

 

 

 

 

 

 

仲が良かったあの頃

さっそくアイコスを開封した。

アイコスは充電をしなくては使用できない。

 

電源、電源、と電源タップを探す僕に「ここよ」と言わんばかりに嫁は床に置かれた電源タップを指差した。

 

ありがとう、そう心の中でつぶやきコンセントに差し込んだ。

 

 

アイコスの充電が完了するまで、僕は座椅子でくつろぐ。

 

 

目に写るのは「なぜ背面なんだ!吸い込み口が前にある方が何かと便利じゃないのか!」と書かれたくたびれた部屋着のTシャツ。

 

なぜこのTシャツを買ったのだろうと思いを馳せる

 

 

そうだ、10年前に嫁からもらった誕生日プレゼントだ。

 

 

 

 

 

 

 

付き合いたての初々しい僕等の情景が目に浮かぶ。

 

 

「俺はいいよ誕生日プレゼントなんて」

「なに言ってるのよ、私がタンプレ選んであげるから、ね?行こう?」

「服なんてあまり買わないから、お洒落な店に行くのはちょっと恥ずかしいなぁ」

「二人で行けば大丈夫!クリパの時だって何も買ってないじゃない!」

 

 

 

そうやって強引にしまむらに連れて行かれたっけ。あの頃が懐かしいな。

 

 

 

「これがいいんじゃない、フォントもなんだかカワEし、なぜ背面なんだ!吸い込み口が前にある方が何かと便利じゃないのか!って言葉に生きる力を感じるわ!」

「おいおい、僕にこのTシャツが似合うかなぁ」

 

スッと僕の肩ほどにTシャツを合わせる

 

「やっぱり素敵!思っていた通りよ!ねえこれにしましょうよ」

「そうか?なんか照れるなぁ」

 

 

「私はこの服にするわ!生地が庶民的で着飾ってないのがとても素敵!」

 

 

 

そうやって僕のTシャツと嫁のたびびとのふくを買ったんだっけ…

 

 

 

 

 

 

「お会計11260円になります」

 

 

 

 

 

 

シンクロする鼓動

そうこうしてるとアイコスの充電が完了した。

 

 

スムースレギュラーの箱を開け、ヒートスティックをおもむろに1本取り出す。

充電器のオープンボタンを押してフタを開けるとアイコス本体が現れた。

 

 

あなた方が私を手にするのは必然だったのです。

 

 

そうアイコスは僕たちに語りかけたようだった。

 

 

そして取り出したヒートスティックをアイコスに差し込み本体のボタンを長押しする。

 

指先に伝わるヴァイブレーション。

僕の意思がアイコスに伝わった証拠だ。ヒートスティックを温めてくれている。

 

 

僕の鼓動とアイコスの点滅がシンクロする。

 

やがて点滅は収まった。喫煙準備完了の狼煙。

 

 

僕の挙動を不安気に見つめる嫁。

僕だって初体験だ、不安がないと言ったら嘘になるが表に出してはならない。

 

不安は伝播する。

 

 

毎日掃除をしてくれる彼女、おいしいご飯を作ってくれる彼女、子供の面倒をみてくれる彼女、うんこを流し忘れる彼女、常に笑顔でいてくれたあの彼女…

 

 

奪われた彼女の笑顔を取り戻す!

 

 

 

 

 

 

スウゥ~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

ハアァ~~~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クッサ!」

クッサクッサ!!

 

クッサ~~~~~!!!!!!

 

 

僕「ね~、クサいよね~これ」

 

 

 

 

無事笑顔と会話を取り戻しました。

 

なんか吸ってて物足りない。アイコス吸ったら物足りなくてセブンスターを吸うみたいな。

最初からタバコだけにしておけば今まで通りなのですが、アイコス吸ってタバコも吸うという当社比で喫煙量が1.3倍くらいに増えた気がする…

 

 

あと、アイコス初心者だから知らなかったんですけど、6種類しかヒートスティックないんですね。

アイコス用のセブンスターとかあるんだって勘違いしてました。

電子タバコを試した時の記事は【電子タバコ】VAPE KAMRY X8Jでタバコの本数を減らせたかもしれないでどうぞ。

オノゲンキドットコム
オノゲンキの周りに起こった事とかを随時無駄に発信する

 

 

 

あと、誕生日プレゼントのことをタンプレ、クリスマスパーティーのことをクリパって言うんですって。

 

おしまい。

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